ハンバーガーチェーン最大手、マクドナルドを展開する日本マクドナルドホールディングスは2月13日、2019年12月期の決算を発表。売上高は2018年12月期と比べて3.5%増となる2817億円で、営業利益は11.9%増となる280億円だったと明らかにした。
また、直営店とフランチャイズ店の売り上げを合計した全店売上高は、創業以来最高となる5490億円を記録したという。消費増税の影響で苦しむ外食チェーンも少なくないが、低価格路線を貫いてきた“マック”にとって、消費者たちの財布の紐が堅くなったのはむしろ追い風だったようだ。
今回は「この春、買うべきマックの商品」と題して、コスパの良さが魅力となっているマックのおすすめメニューを紹介する。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」がネット上での評判をリサーチしたり、実際に試食したりして選んだ5つのメニューをチェックしていこう。
チキンクリスプ/110円(税込、以下同)
まずピックアップしたいのが、当サイトに昨年5月に掲載した「この春、買うべきマックの商品5選」でも取り上げた「チキンクリスプ」。チキンクリスプパティとレタスだけがバンズに挟まっているという、とてもシンプルなバーガーだ。
しかし、サクサクでスパイシーなチキンクリスプパティと、フレッシュなレタスの相性は抜群なので、バーガーとしての完成度は非常に高い。オーソドックスな分、誰でもおいしく食べられる仕上がりとなっており、そこがこのバーガーの大きな魅力だといえる。
春めいた陽気となりつつある今日この頃、家族や友人グループと行楽地へ出かけることも増えるだろう。その際、マックで買い出しをするとなったら、万人ウケするこの商品をぜひとも購入してほしい。
とんかつ!!てりたま/450円
1996年に初登場して以降、マック春の定番バーガーとなっている「てりたま」。特徴的なぷるぷるたまごが愛されている同シリーズの新商品として、3月4日から販売が始まったのが「とんかつ!!てりたま」だ。
マック公式のニュースリリースでは「てりたまととんかつの“驚きの出会い”」と紹介されており、一口食べれば、この謳い文句に納得するはず。「てりたま」シリーズ特有の甘辛くこってりとしたソースと、ロースを使用したサクサクなカツは非常に好相性で、そこにやや淡白な味わいのたまごが合わさったときのバランスは絶妙だ。
たまごとカツには厚みがあり、食べごたえも十分。ただ、4月上旬には販売終了予定とのことなので、買えなくなってしまう前にマックへ駆け込もう。
ごはんベーコンレタス/410円
17時から閉店までというディナーの時間帯に合わせて、さまざまなメニューを提供している「夜マック」に、今年2月から投入された「ごはんバーガー」シリーズ。3種類の商品がラインナップされているなかでも、今回イチオシしておきたいのが「ごはんベーコンレタス」だ。
同シリーズの特徴であるごはんバンズと、レタスのシャキシャキとした食感は、意外なほどにマッチ。さらにスモークベーコンやチェダーチーズ、マスタードマヨネーズの洋風な味わいと、醤油で味つけされたごはんバンズの和風な味わいが奏でるハーモニーには、誰もが舌鼓を打つだろう。
それだけでなく、ごはんバンズのボリューム感が「しっかり食べたい」という欲求にも応えてくれるので、仕事終わりでおなかを空かせたビジネスパーソンにも、自信を持って推薦できるバーガーである。
ホットアップルパイ/100円
ごろごろ入ったリンゴがおいしい「ホットアップルパイ」は、言わずもがなの定番商品。トロっとしたアップルフィリングと、ざくざくとしたパイという対照的な2つが、最高のタッグを組んでいる逸品だ。
パイの食感を保つために、この商品は揚げたて熱々で提供される。春になったとはいえ、まだまだ肌寒い日も少なくないので、外でのお花見や宴会の際には、このホットなパイで温まるのもいいだろう。
ワッフルコーン ストロベリー/200円
「ワッフルコーン ストロベリー」も昨年5月掲載の「この春、買うべきマックの商品5選」で紹介済みだが、今回あらためておすすめしておきたい。
サクサクとしたワッフルコーンと、ミルキーなソフトクリームに乗せられた甘酸っぱいストロベリーソースは、全体のなかで良いアクセントとなっている。春らしい味を堪能できるという意味では一番なので、「この春、買うべきマックの商品」から外せないメニューだといえるだろう。
また、「ホットアップルパイ」とは対照的に、ひんやり感を楽しめるスイーツでもあるため、春にしては気温が高く、汗ばむような日にも注文したいメニューだ。
間違いのない定番商品はそのままに、こだわりの新商品を次々と送り出しているマック。この記事も活用して、豊富なメニューのなかから、あなた好みの一品を選び出してほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)