過酷な夏の病気や体調不良、熱い風呂&食事で劇的に解消できる!風邪、だるさ、下痢…
夏に起こる諸々の不調対策
さて、夏は1日中冷房の効いた車内で過ごすタクシードライバーが「あまりにも体調が悪いので帰宅後、本能の求めるまま熱々の湯船に入ったら、大量の汗が出て、心身ともにすこぶる快適になった。よって、仕事が終わると、今は必ず熱い湯に入ることにしている」と言うのを聞いたことがある。
よって、夏に起こる諸々の不調対策として、以下を励行されるとよい。
(1)シャワー浴はやめて、熱い湯に入る。サウナをたびたび利用するのもよい。
(2)テニスやジムなど、運動の習慣のある人は、いつものように実行して汗を十分にかく。習慣のない人は、かべ腕立て伏せ、かかとあげ、ももあげ運動、スクワット、などを行なってやや代謝を高めてから、湯船での入浴をする。
(3)「とりあえずビール」の後は、飲んでうまいと思うなら、日本酒の熱燗を飲む。
(4)熱々のうどん、鍋料理など、汗をかきながら食べられる「冬料理」を食べる。
(5)七味唐辛子、すりおろし生姜、タバスコ、ネギ、山椒など、体を温める薬味を、うどん、そば、ピザ、パスタ、うなぎなどに多めにふりかけて食べる。
ただし、「やる」「続ける」絶対条件として「それをやると気分がよい、調子がよい」というのが前提だ。
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)