熊谷修「間違いだらけの健康づくり」
死亡・老化・がん等の病気リスクを決定づける「究極の」体内栄養があった!
文=熊谷修/人間総合科学大学教授
ほかにも、薬物など機能性物質をからだの標的組織に輸送する役割を担っている。老化により血清アルブミンが低下したシニアで、長期服用して持病の管理に効き続けていた薬が急に効かなくなることがある。薬物反応の低下にはたんぱく質栄養が関係している。
コレステロール、血圧、血糖値が気になるところだが、血清アルブミンの値はもっと気にしたほうがよい。
(文=熊谷修/人間総合科学大学教授)