蒲谷茂「自分のからだは自分で守る」
病院内や入浴施設の菌感染はこんなに危険…台所シンクのぬめりを消す方法
文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト
ホテルなどの入浴施設で、レジオネラ菌が問題になる。レジオネラ菌は土壌に棲息し、酸や熱に強く、50℃のお湯でも死なないので、循環型の浴槽などで増殖し、うたせ湯、ジャグジーなどで菌が含まれたミストを吸い込むと、肺炎を起こし亡くなる場合もある。そこで、お湯を送る配管にあるフィルタを銅にすることで、レジオネラ菌を殺すことができる。
また、台所のシンクにあるゴミがたまるバスケットを銅製にすると、ぬめりがつかなくなる。これも殺菌効果のひとつである。医療機関はもちろん、家庭でも銅製品を大いに利用したい。
(文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト)