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宇多川久美子「薬剤師が教える薬のリスク」

パンやパスタ、牛乳中心の食事は危険!健康を害する可能性、米離れの甚大な悪影響

文=宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士

 繰り返しになりますが、日本人の体質にお米は最適なのです。小麦粉は、もともと寒冷で乾燥した気候の土地でできたものなので、日本人が食べると身体は冷えてしまいます。パンとご飯を見比べてみればわかるように、パンはパサパサと乾燥しています。もともと乾燥した気候でつくられたものだからです。

 もちろん筆者もおいしいパンは好きですし、食べたい気持ちもわかります。しかし、朝はパン、昼はうどん、夜はパスタなどと、一日中まったくご飯を食べないという人も増えています。小麦製品ばかり食べていると身体が冷え、代謝機能を低下させる可能性もあります。近年は小麦粉に含まれるグルテンも問題になっています。

 それに比べてご飯は、ほどよく水分を含み粘り気があり、湿度の高い日本の気候に合っています。ご飯は身体を温める作用もあるため、代謝機能を高めたり免疫力をアップさせる効果も期待できます。小麦粉に比べ、日本人の身体に消化・吸収されやすいのは明らかです。

 スーパーマーケットなどで、食パン1斤が100円を切るほど安く売られていますが、これも食品添加物などが心配です。スーパーで食パンを買っていたのを、街中のパン専門店で買うようにするだけでも大きな一歩です。

 しかし、もう一歩進んで朝のパン食をご飯に替えてみてはいかがでしょうか。ぜひ、再度「お米・みそ汁・ぬか漬け」という和食の良さを見直してみてください。
(文=宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士)

宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士

宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士

薬剤師として20年間医療の現場に身を置く中で、薬漬けの治療法に疑問を感じ、「薬を使わない薬剤師」を目指す。現在は、自らの経験と栄養学・運動生理学などの豊富な知識を生かし、感じて食べる「感食」、楽しく歩く「ハッピーウォーク」を中心に、薬に頼らない健康法を多くの人々に伝えている。『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版)、『薬が病気をつくる』(あさ出版)、『日本人はなぜ、「薬」を飲み過ぎるのか?』(ベストセラーズ)、『薬剤師は抗がん剤を使わない』(廣済堂出版)など著書多数。最新刊は3月23日出版の『それでも「コレステロール薬」を飲みますか?』(河出書房新社)。

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