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バファリンの「やさしさ」の正体とは?コーヒーと飲むと危険な副作用の恐れ

文=ヘルスプレス編集部
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コーヒーとの飲み合わせはNG

 さて、解熱鎮痛成分であるアスピリン(またはイブプロフェン)の副作用「胃障害」神話は根強いが、大人用バファリンの全商品には前述のごとく「胃を守る成分」が配合され、胃に優しい処方となっている。

 一方、飲むと「眠くなるのか?」という、よくある質問に関してはどうだろうか。数多ある商品群のうち、「バファリンプレミアム」には眠くなる成分が入っているそうだ。

 前掲の「バファリンA(錠)」を例に「服用していけない人」を列挙すれば、①アスピリン副作用でアレルギーや喘息症状に見舞われた経験者はもちろん、②15歳未満の小児、③出産予定日12週以内の妊婦などだ。

 また、「授乳中の服用」も避けるべきで、やむなき事情により飲む場合は、その後の授乳を避ける。あるいは服用後12時間程度は間隔を空けて、授乳予定時間から2~3時間前に溜まった母乳を一回絞り出してから与えるという慎重さが必要だ。

 これは、どんな薬を服用する場合でも同様だが、必ず一度は説明書に目を通し、正しい使用方法を順守しないと「胃にやさしい」効能も意味がない。病院で処方される薬とバファリンシリーズを飲み合わせする際も、成分の重複には要注意したい。名称が違う薬でも、同様の効果が重複すると、過剰な効果や副作用リスクが高まってしまう。

 なかでも、かぜ薬・解熱鎮痛薬・鎮静薬との飲み合わせは要注意の代表例だ。前出の「バファリンプレミアム」に関しては「乗り物酔い薬」との飲み合わせに気を付けよう。

 薬は総じて、水やお湯で飲むのが正解。漢方薬(葛根湯)やお酒との飲み合わせもNGだが、コーヒーとの飲み合わせも要注意だ。これはバファリンシリーズに「無水カフェイン」という成分を含んでいる商品があり、飲み合わせによる過剰カフェインの副作用(頭痛・不眠・動悸など)を引き起こす可能性があるためだ。不精な珈琲党の「ま、いっか」こそ要注意。

 バファリンが謳う「半分はやさしさでできています」の特性を生かすも殺すも、「服用者自身の正しい飲み方」に左右されるということになる。
(文=ヘルスプレス編集部)

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