発券機のタッチパネルを筆者が操作すると、13時45分の時点で25組待ち。日曜の午後、さらにショッピングモールという場所柄もあってレストラン街はどこも混雑していたが、KFCは特に盛況のようだった。
ただ、実は筆者は事前に「EPARK」というサイトを使い、14時に入店できるよう予約を取っていたのである。午前0時に日付が変わった瞬間から当日分の予約が可能となり、希望の時間帯を優先的に指定できるため、来店を検討する際はぜひとも参考にしてほしい。もっとも、EXPOCITYには300以上の店舗があるうえ、水族館や映画館などのエンターテインメント施設も充実しているので、予約せずに来店しても時間潰しには困らないかもしれない。
5種類あるチキンの部位
14時をわずかに過ぎてから席に案内されると、スタッフから「ご来店は初めてですか?」と尋ねられたので、うなずく筆者。テーブルの上にあらかじめセッティングされていた、カーネル氏のイラストが描かれた銀色のバケツについての説明があり、こちらはチキンの骨入れに使うらしい。
また、土日祝のランチタイム(11時~17時)は80分間の食べ放題が1980円(税別)で、ドリンクバーの利用もその料金に含まれているが、アルコール飲み放題は1250円(税別)の有料オプションだと聞かされる。アルコールは不要である旨を伝えると、スタッフが伝票に制限時間を記入し、ついに食べ放題がスタートした。
まず手始めに、ドリンクを取りに行く。サーバーには「ペプシコーラ」や「なっちゃんオレンジ」などのサントリー飲料が名前を連ねていたものの、揚げ物にはサッパリしたドリンクを合わせたいと思い、一旦スルー。奥のほうにルイボスティーのピッチャーを発見したので、そちらをグラスに注いだ。
なお、リプトンのティーバッグも用意されていたが、冷たいお茶が飲みたい場合、ここのKFCではルイボスティーしか選択肢がないようである。それゆえ人気が集中しているのか、同じ場所にあった野菜ジュース2種に比べ、ルイボスティーのピッチャーの消費スピードは露骨に目立っていた。
さて、次は肝心の料理だ。目玉のオリジナルチキンは保温庫にずらりと並んでおり、トングで自由に取ることができる。保温庫の上部にはキール(むね)、リブ(あばら)、ウイング(手羽)、ドラム(脚)、サイ(腰)という各パーツの特徴を示すポップが貼られていたが、筆者のような素人には正直、判別が難しい。じっくり見定めようにも、80分という制限時間は刻一刻と減っていくのだ。