一大美容イベント「Beautycon」、6月に日本で開催!新商品サンプルもどっさり
もう一つ特徴的なのが、メインステージで行われるパフォーマンスです。6日は10回、7日は8回(別チケットが必要な回もあり)行われたのですが、こちらも面白いのがその内容。もちろんダンスやメイクテクニックもあるのですが、対談やセミナーでは、「自分らしく生きるには」「どうやってお金を稼ぐか」といった、こういうフェスでは取り上げなさそうなテーマをあえて取り入れていること。これからの未来を夢見る若者にいろいろな可能性を提示してイベントに広がりを与えています。
さらにこのイベントのもう一つの特徴は多様性、といえるでしょうか。ファンデーションやヘアカラーも幅広い色味を揃えていて、ヘアケア剤も、カーリーからストレートといろんな髪質に合わせたものが見られました。
日本には6月に初上陸、韓国コスメにも注目
このBeautycon、その勢いは止まらず、次回のLAでは韓国コスメコーナーも増設して3万人規模で開催予定だとか。
そして、このイベントですが、日本でも6月15日・16日の開催が決定していてすでにチケットも発売スタート。こちらは C Channelと朝日放送グループとの共同開催で、日本初開催は「PLANET」をコンセプトに実施予定だそう。アメリカから、セレブが来日することもすでに決定していて、話題になりそうです。
・詳しい情報は公式FBから
このフェスの参加目的はブランド側としては、新商品サンプリングや認知、それとなんといってもSNSによる拡散でしょう。だからこそ、ブースのデザインには力を入れ、来客者を楽しませて拡散してくれるようなアイディアを絞ります。今回参加して感じたのは、やはりブースによる集客の差でした。行列ができているブースは今人気のあるところばかり。このイベントの前にどれだけブランディングや話題を集めておくかがかなり重要なのではと思いました。
いずれにしても、ネット世代に対してリアルに商品を見てもらえるB to Cスタイルのこのイベント。ネットでなんでも済ませる彼女たちが、実際に足を運ぶというのが私にはとても新鮮に映りました。やっぱり化粧品は実際に試してから購入したい、そんな女性の気持ちをすくい取った形態と言えるのではないでしょうか。
(文・写真=石山照実/beautyeditor,jp)