女優から指名殺到のメイクアーティストが手掛けるヘアサロンが大人気!ヘアもメイクも相談
全国に星の数ほどあるヘアサロン。気分も変えたいし、新しい自分を発見してみたいし、さあ、どこのサロンを選ぼうかしら……と思ったときに、ぜひおすすめしたいのが昨年7月、東京・代官山にオープンしたヘアサロン「umber(アンバー)」。このサロンが一味も二味も違う理由は、現役のヘアメイクアップアーティストがプロデュース&自らもスタイリングを行っているから。
「umber」を主宰するのは、美容雑誌や女性誌で多くの企画を担当するヘアメイクアップアーティストのKUBOKIさん。女の子の“可愛い”をグイッと引き出すメイクテクは絶品で、多くの女優さんやモデルさんからも指名多数。「KUBOKIさんのメイクで新しい自分に会えました」と感想を述べる女優さんも少なくない。しかもKUBOKIさんは俳優さんや男性アーティストから担当をお願いされることも多いから、常に引っ張りだこ。男女を問わず“その人を魅力的に見せる”テクニックに長けているとても稀有なヘアメイクさんなのだ。
ほかとは違う、スペシャルなヘアサロンをつくるために、メイクアップアーティストとして仕事の幅を広げた10年
女性誌や広告、CMなどトップクラスで活躍しているヘアメイクアップアーティストが、まさに満を持してのサロンオープン。メイク教室ではなく、ヘアサロンをオープンさせた理由をKUBOKIさんに聞いてみた。
「僕はスタートが美容師なんで、美容師の仕事がそもそも好きなんです。いずれはヘアサロンを立ち上げたいと思ってはいましたが、10年前は、このままでは勝負できない、スペシャルな美容室が出せないと感じたんですよね。そんなときに出逢ったのがメイクアップアーティストという仕事でした。それまでは髪だけで女性の美しさを表現していましたが、そこにメイクが加わり、さらにそれが写真に残る――。違う角度から女性を美しくできるというところがとても面白いと思い、そこからメイクアップアーティストとして活動をスタートしたんです。今では完全に“本業”となってしまいましたが(笑)、自分が美容師である、というスタンスを忘れたことはなかったですね」とKUBOKIさん。メイクアップアーティストをやりながらも、ヘアサロンを出したいと思い続けて10年。ようやく念願の“城”を立ち上げるに至った。
「メイクアップアーティストはとても面白い仕事なんですが、現役でやればやるほど“一般女性”からは離れていってしまうことにジレンマも感じていました。美容師は常に一般女性の方々と触れ合いますし、ヘアを変えることで彼女たちが喜ぶ姿を知っているわけです。そうやって関わった女性たちの気持ちだけでなく、大げさかもしれませんが、“人生”も変える可能性があるんですよね。そう思うと、やはり一般の女性たちをもっと変えていけたら、そういう場所をつくっていけたら――と。メイクアップアーティストとして培ったものも含めて、ようやく原点回帰できるタイミングにたどり着いた感もあったので、一念発起しました」(KUBOKIさん)