●2位:高橋みなみ(167票)
AKB48総合プロデューサー・秋元康が「AKB48とは高橋みなみのことである」と語っているように、総監督としてグループ全体を引っ張る存在である高橋。現在のようなAKB48の躍進は、彼女なしでは考えられなかったといわれている。そんな彼女の姿を見て「自身よりチーム全体を最優先する立場から解放させてやりたい」(60代女性)という意見や、グループ全体を見渡して「次なるリーダーが出てきてほしい」(30代女性)、「AKB48の象徴のような人だから、高橋みなみさんの卒業によってAKB48が変化する時期だと思う」(50代女性)といった声が上っている。
高橋自身も、テレビ番組などで、将来的にはグループを卒業する意向を示している。もしも高橋が卒業した場合、高橋自身にとってだけでなく、AKB48というチーム全体にとっても大きな岐路となるだろう。
●3位:指原莉乃(137票)
昨年の選抜総選挙で堂々の1位を獲得した指原は、07年の5期生オーディションに合格してAKB48に加入。現在はAKB48の姉妹グループ・HKT48のメンバーであり、同時にHKT48劇場の支配人という立場でもある。そんな指原に対しては、「自分のキャラを確立させつつあるため」(60代女性)、「グループのファンだけでなく 多くの人に知られている」(50代女性)、「卒業してもテレビ等の露出は減ることがないと思うから」(20代男性)などといった回答が寄せられており、タレントとしての安定感が視聴者に卒業を意識させているようだ。現在、『指原の乱』(テレビ東京)という冠番組も持っており、「トーク力があるため、いろいろな可能性を持っていそうだと感じる」(20代男性)と、AKB48の枠を外れた活躍を期待するコメントも見られる。
●4位:柏木由紀(57票)
●5位:峯岸みなみ(36票)
06年より3期生としてAKB48に加入した柏木。ソロライブも積極的に開催しており、昨年11月に行われたライブは横浜アリーナで1万人を集めるという大規模なものだった。「ソロデビューしてから長く、固定ファンが多い」(20代男性)、「ソロになっても仕事がありそう」(30代女性)という安心感が、卒業を予感させる理由だ。
また、5位となった峯岸みなみは、高橋、小嶋と同じ1期生。バラエティでも活躍しており「もはやソロで十分にやっていけそう」(50代男性)、「一人でも十分売れそうだから」(20代女性)といった意見が目立つ。しかし、彼女に対してはまた別の印象から「卒業」を意識させる声も。昨年、男性スキャンダルから丸刈りの姿になって謝罪した彼女。その印象はいまだ視聴者にとって根強く「問題を起こしているから」(30代男性)、「過去のことは見逃せないから」(40代男性)といった厳しいコメントも寄せられている。
2月24日には『大組閣祭り』、3月29・30日には国立競技場でのコンサート、4月6日にはさいたまスーパーアリーナで『リクエストアワーセットリストベスト200』を開催するなど、ビッグイベントが目白押しのAKB48。これらのイベントの中で、果たしてメンバーたちの卒業が発表されることはあるのか。人々の注目が集まっている。
(文=加茂萩太/ライター)