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ソフトバンク新「半額サポート+」、他社から乗り換えてもメリットなし?規制の抜け穴突く

文=編集部
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「2年後にソフトバンクでスマホを買うことになる」

 「『半額サポート+』で販売するスマホも従来通りSIMロックはかかっています。分割払いの持ち逃げ防止策です。このため100日間、ロックの解除はできず、ほかのキャリアでは使えません。買った後、約3カ月寝かしておくのかということです。また、仮に100日待って、ドコモの回線を使ったとしても、このプランでは結局2年後に『ソフトバンクから新しいスマホを購入』しないと残りの支払いは免除されません。つまり、結果的にソフトバンクのユーザーが今まで通りのサービスプランでiPhoneを使用する時だけ、お得になるプランだということです」

 こうした「抜け道プラン」に総務省は神経をとがらせる。ガイドライン自体には違反していないので、強制はできない。一方で、石田真敏前総務大臣は今月10日、閣議後の記者会見で「SIMロックについては、解除についての一定のルールを定めているが、通信と端末の分離が進む中で課題がないか、有識者会議においても議論いただきたいと考えている」と、今回のソフトバンクの新プランの「課題」に含みを持たした。

 「仮にSIMロックの規制がゼロ日でも、24カ月後にソフトバンクで新しいスマホを買わないといけないことは変わりありません。ほかの携帯キャリアも新型iPhone発表に合わせて料金プランを出してくると思いますが注目したいですね」(三上氏)

 「上に政策あれば下に対策あり」。総務省と携帯キャリア各社のやり取りは、官僚と商人のセコイやり取りを皮肉った中国のことわざに近い様相になってきている。

(文=編集部)

 

 

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