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これらの価格帯のモデルだと、かつてはボディが樹脂製なのが一般的だった。筐体でコストを削減し、そのぶんを性能に回すというのがミッドレンジモデルの王道的なつくり方だったといえるだろう。これに対し、ZTEのBlade V7 liteやFREETELのREIは金属ボディを採用。ASUSのZenFone 3も、背面にガラスを搭載している。本体に使う素材がよくなったことが、デザインのよさに直結するわけではないが、それでも、かつてのような“安っぽさ”はなくなってきているといえるだろう。スマホにそこまで機能を求めない人にとっても、素材感の選択肢が増えることは歓迎すべき動きだ。
SIMフリースマホのメーカーシェアを見ると、上位3社は、FREETEL、ASUS、ファーウェイで顔ぶれが固定化されつつある。とはいえ、これらのメーカーのモデルでも、1機種当たり数十万台というレベル。今後、一発逆転が起きても、不思議ではない。富士通やシャープのような日本メーカーが徐々に本腰を入れつつある一方で、韓国メーカーも本格的な参入を果たしておらず、こうした会社の動向次第でシェアは入れ替わる可能性もありそうだ。
(文=石野純也/ケータイジャーナリスト)
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