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大賞受賞作はウハウハでも……

マンガ賞乱立の謎…主催者側のメリットは“ほぼなし”なのになぜ!?

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 これに関しては「たぶん、これはうわさにすぎません。『このマンガがすごい!』は、投票や集計の方法が誌面に明確に載っていますし、宝島社は昔から、『このミステリーがすごい!』など、この手の企画をたくさんやってますから。『このミス』などのブランドイメージもあるでしょうから、本が売れなくて、お金をもらわなければ立ちゆかぬようなら、賞自体はなくなるかもしれませんね。これらの名を冠した新人賞なども運営しているし、ブランドイメージ作りという意識も強いのではないでしょうか。もっともそれは、『このマンガがすごい!』だけじゃなくて、どの賞もいっしょだと思いますよ」(編集部に近いライター)とのこと。

 ただ、「上位に入賞した出版社の販売担当者が、『うちは1円も払っていないのに、なぜか上位に入ってて……?』と、取次(本の問屋)の窓口で不審がっていたという話も聞きました。業界にもわりと素直に信じている人もいるみたいですね(笑)」(同)とも話す。

 昨今の冷え込んだマンガ市場を鑑みるに、「お金を払えば1位になれるなら……」という出版社があってもまったくおかしくはない。飛び交うさまざまな思惑のなか、今後、これらの賞はどう変わっていくのだろうか。
(オオタシンイチ)

BusinessJournal編集部

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