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–また、最近は上西小百合氏、武藤貴也氏、宮崎謙介氏と、公募で当選した議員が立て続けに問題を起こしていますね。
長嶺 公募自体は悪いシステムとは思いませんが、昔に比べて民間企業でできることが増えたため、政治家を志す人自体が減っているという事情もあるのかもしれません。
しかし、日本の議員報酬は約4000万円(衆院の場合)と世界的に見ても高額です。イギリスの国会議員は1000万円ないくらいで、地方議員に至っては無給です。仕事の内容を考えればボランティアも同然ですね。イギリスでは、地元の名士が議員職を引き受けるケースが多く、本業のある人が副業として議員活動をしているのです。
–地元で活躍し、貢献してきた人が議員になるというのは、ふさわしい流れのように思えます。
長嶺 おそらく、地方に強い自民党は、そのようにしてできてきたのでしょうね。
–なるほど。ちなみに、自民党を支持したくない有権者は、次の選挙でどうすればいいでしょうか?
長嶺 一番大切なのは、棄権をしないことです。「興味がないから」「自分の1票くらいでは変わらないから」と選挙に行かなければ、その意見はないものと見なされてしまいます。
政治は、劇的に、急速には変わりません。民主主義自体が「永遠の試作品」といわれています。ゆっくり、地道に変えていくしかありません。一発でベストを目指そうとすると、与党支持者でない有権者にとってはやるせないだけですが、ベターを何度も重ねてベストに近づけていく姿勢が大切です。
(構成=石徹白未亜/ライター)
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