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参院選へも影響か
今回の事件自体は一公務員の不祥事だが、実は今、防衛省内部にも激震を与えているという。全国紙政治部記者はこう解説する。
「先日、沖縄で起こった米軍属による殺人遺棄事件に続き、現職自衛官が強姦で逮捕されたことを受けて、防衛省首脳は頭を抱えています。特に、自衛官のトップである統合幕僚長の河野克俊海将は“不祥事を呼ぶ男”として有名で、イージス艦『あたご』と漁船の衝突事件、護衛艦や潜水艦乗員の自殺事件、共産党による内部文書暴露事件などは、すべて河野統幕長が責任者の時に起こった事件です。なので、省内では『また河野さんが引き寄せた』などと揶揄されています。
日本では、米軍関係者の事件が反基地闘争に発展することはあっても、自衛官の事件がそうなることはありません。しかし、今回のような事件があると、マスコミは自衛隊の不祥事を大きく取り上げるようになる。自衛隊は公表したがりませんが、最近は自衛官による強姦や窃盗、傷害、自殺などの事件が頻発しています。こういうことがマスコミで大きく取り上げられるようになると、安保法制定の是非を問う7月の参院選に大きく影響してくる。こういった懸念で、防衛省は頭を抱えているんです。
河野統幕長は週1回、安倍晋三首相と顔を合わせていますから、毎朝、新聞を開くのが怖いと思いますよ」
参院選を前にして、政治的な影響を及ぼしかねない今回の事件。警察当局には厳正公平な捜査を期待したいものだ。
(文=編集部)
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