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――小池都知事の功績や手腕については、いかがですか。
音喜多 即断即決で傑出したリーダーシップを発揮し、都ファと公明党、民進党が共同提出した「子どもを受動喫煙から守る条例」を可決させるなど、優れた政策を実現したことは大きいです。そのため、小池都知事の政策を全面的に否定しているわけではありません。
また、常人には考えつかないよう発想をして、それを実行してしまう点はすごい。新党設立の会見にしても、事前にあれだけ若狭勝氏や細野豪志氏が動いていたわけですから、数人で行うのが普通の発想です。しかし、1人で出てきて「リセットして、私自身が立ち上げます」というのは、およそ考えつかない。
それをやってしまえるのはすごみであると同時に、人を信頼できないという弱みも示していると思います。今後、それがどういう方向に転がるかはわかりませんが、今の都ファや希望の党のやり方を見ていると、悪いほうに転がる可能性も高いと見ています。
小池都知事は、希望の党の代表として安倍政権のことを「お友達内閣、しがらみ政治、忖度政治」と批判していますが、それらはすべて自分に跳ね返ってくると思います。現在、都ファは53名体制になりましたが、都議会公明党との関係が今後どうなるかもわかりません。これから、どのようなかたちで続いてくのかは未確定だと思います。
いずれにせよ、私は都民のみなさまにお約束した政策をしっかりと実現するために、小池都知事の正しい部分は応援し、間違っていることには「間違っている」と主張する、是々非々の姿勢で対峙していきます。
――ありがとうございました。
(構成=長井雄一朗/ライター)
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