二階自民党幹事長、安倍首相に「俺はもう知らん」か…与党議員「問題認識してくれよ」
23日に財務省が提出した森友学園との交渉記録の追加資料は改ざん前の決裁文書が約3000ページにもおよび、黒塗りされた部分については「隠すほどの内容ではない」とさらに批判を招きました。こんなことで国会全体が振り回されている状況に、古参の議員たちもあきれていると聞いています。
「俺はもう知らん」
二階俊博自民党幹事長が、こう言ったという話も出回っています。実際、森友学園問題で財務省の虚偽答弁があったことについて「誠に残念」「間違ったご判断をされた方があれば、政府の代表であれ党の代表であれ、間違ったことをおっしゃったという自覚をした瞬間に、それを訂正する義務がありますよね」という発言をしていますが、胸の内はどうなのでしょうか。
秘書も出馬を打診される、統一地方選
国会運営が混乱するなかでも、全政党は来年4月に控えている統一地方選挙の候補者探しに奔走しています。そのために、全国各地で「政治スクール」や「政治塾」という名の講演会が行われています。
実は、神澤も秘書になってから毎回(4年に1度)、お声をかけていただいています。光栄ではありますが、出馬する勇気も議員になる資質もない神澤にとっては、どういう理由でお断りするか、毎回四苦八苦しています。先日も、知り合いの他党の議員から突然、電話がありました。
「神澤さん、来年の統一地方選に出ようよ。会いたいんだけど時間くれる?」
「はぁ?」
政党も違うのに、よく連絡してきますよね。びっくりして冷や汗をかいてしまいました。なんと言ってごまかしたか、もはや覚えていないです。
もう何十年も前になりますが、初めてオファーをいただいたときは、まだ被選挙権(都道府県議会議員は満25歳以上)もない年齢だったことを思い出しました。気付けば、当時一緒に働いていた秘書仲間の9割は政治家に転身しています。
そういえば、数年前に出席した地方議員カップルの結婚披露宴では、議員だけで10テーブルくらいを占めていました。そのなかに神澤の席も用意されていて、とても居心地が悪かったのを覚えています。長く秘書を続けていると、なんとなく「選挙に出るのが当たり前」のような雰囲気になるのは確かです。
しかし、今は「あ、あの人はどうだろう?」と思いつきで電話するくらい、候補者を確保するのは簡単ではないのです。
業者の金で飲み食い、「偽名で遊ぶ」と豪語
世間を賑わせた“号泣議員”も今や過去の人となりましたが、地方議員はお金や異性問題がらみのスキャンダルも多く、なりたい人はどんどん減っています。
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。