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羽生結弦の“特別扱い”…国内外の若手台頭、世界選手権で「平昌五輪の再来」なるか?

文=美山和也

世界選手権は、2018平昌五輪の“再現”

「平昌五輪の再現」とはどういうことか?

 五輪開催の前年の2017年11月、羽生は練習中に転倒し、右足首靱帯を負傷してしまう。その後約3カ月間、公の場から姿を消し、そして2月の平昌五輪、羽生は“ぶっつけ本番”で金メダルに輝いてみせた。

 そこで思い出されるのが、「国別団体戦」だ。これは、出場国の男女シングル各2名、ペア・アイスダンス各1組でチームを構成し、その名の通り、国別で順位を争うもので、オリンピックでは2014年ソチ大会から正式種目となった。平昌五輪では「前半戦の注目競技」と位置づけられていたが、羽生はこの国別団体戦にエントリーせず、男子シングルでは宇野が代役を務めた。しかも、羽生が現地入りしたのは、この団体戦が終わった後の2月11日。要は、他の日本選手とは別行動となるくらい、右足首の状況が悪かったわけである。

 それまで数カ月に渡って実戦からは遠ざかり、そして迎えた五輪でぶっつけ本番で勝ってみせたのだから、「やっぱり羽生はスゴイ」ということにはなる。しかし……。

「ほかの日本選手は、五輪代表の座を争って『全日本選手権2017』に出場しています。五輪の代表選手は、過去の成績も加味してスケート連盟が決めるのですが、連盟は羽生へは個別連絡を入れ、2018年2月の平昌五輪に間に合うのかどうかを確認した。それに対して『間に合う』の返事を得た連盟は、いわば“特別枠”的に羽生の五輪代表入りを決定したわけです」(前出・同)

「羽生が観たい」との世界の期待があり、そしてこれまでの輝かしい実績があるとなれば、確かに選ばれて当然ではあろう。そして今回の世界選手権。故障個所が五輪の際と同じ右足首の靱帯であったことに加え、シーズンの総決算的な大会で復活を目指す……という流れは、まさに平昌五輪のときとまったく同じなのである。

「羽生は、平昌前の2017年、2018年の全日本選手権を続けて欠場しました。2016年も出ていませんから、3年連続での欠場ということになる」(テレビ局スタッフ)

 羽生が出場するか否かで、テレビの視聴率は大きく変わってくる。3年連続の欠場となった昨年12月の全日本選手権は、男子は宇野の活躍、女子は“新ヒロイン”紀平梨花の誕生で、テレビ視聴率や注目度、観客数といった部分でのダウンはなんとか防がれたといえる。しかし日本のファンは、「やはり羽生をナマで観たい」との思いを募らせているようだ。

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