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(2)擁護派(14.4%)
擁護派には、「論文(の内容)はともかく、成果が本当ならそれでいいと思う」(20代男性)と、彼女の研究そのものを評価する意見が目立ち、「バッシングなどで若い人の芽を摘んではいけない」(60代男性)と、これからの活動に期待して擁護する声もみられた。また、もうひとつ多かったのは、小保方氏ではなく理化学研究所などの姿勢に対する疑問の声だ。「内部の人間であるはずの理化学研究所が他人ごとのようにしているのはおかしい」(20代男性)、「本来なら上席が事前に調べるべき、小保方氏に責任を押し付けるのは間違い」(40代女性)など、周囲の責任を問う意見が目についた。さらに、当初は小保方さんの割烹着姿などが派手に取り上げられただけに、「発見した時は持ち上げといて、不正がバレると手のひらを返すマスコミの対応は酷すぎる」(40代女性)と、マスコミの姿勢を批判する人もいた。
(3)どちらでもない(62.2%)
目立つのは「知識がないので擁護か批判かは判断できない」(30代女性)、「興味がないし、業界の常識も知らないのでなんとも言えない」(30代女性)という声。やはり、専門分野だけに具体的な問題点などはわかりにくいようだ。また、事の真相がまだすべて明らかになっていないことを踏まえ、「全貌がハッキリしていないからわからない」(60代男性)、「論文のコピペなど、確実に判明している問題に関しては良くないと思う。ただSTAP細胞に関しては本人の説明を何も聞いていないため、現段階では糾弾できない」(30代女性)と慎重な意見の人も多い。
理化学研究所と小保方氏の意見が真っ向から対立するかたちとなり、事態は今後泥沼化する懸念も強まっているが、世界的な注目を浴びるほどの研究ゆえ、早期の真相究明が求められているといえよう。
(文=松原麻依/清談社)
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