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トイアンナ「私は言いたい」

年収1千万円でも東京在住・親子3人なら「生活カツカツ」という現実

文=トイアンナ/ライター
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年収だけを狙えば、不可能な夢ではない

 とはいえ、年収を無視した婚活もまた非現実的だろう。「愛さえあれば」と言えるのは、自分が年収1,000万円以上稼いでからだろう(もちろん、筆者も言えない)。だから高年収を相手の条件に掲げる男女を笑うつもりはない。

 ただ、自分が望む暮らしが「いくら必要なのか」は明確にしておいたほうがいい。年に2回、子どもを連れて空港が大混雑する大型連休に、本当に海外旅行をしてみたいだろうか?実は週に1度、コンビニスイーツを気兼ねなく買ってみたいだけかもしれない。それなら年収400万円同士が結婚するだけで達成できる。

 仮に相手へ高年収(600万円以上)を求めるなら、それと引き換えに「どの条件はいらないか」を決めればいい。年収だけが高い相手は、男女問わずたくさんいる。そこへ「誠実」「初婚」「優しい」「子なし」「禁煙」などの条件を足すから、婚活は難航するのだ。

 年収だけが突出した人間はいくらでもいる。実は「高収入、美形ならあとはどうでもいい。モラハラでもいい。離婚歴があってもいい」と言い切れる男女は、あっという間に結婚する。

 年収1,000万円の男女はいる。結婚もできる。だが、本気で「年収1,000万円を求めているのか」がはっきりしていることが必要となる。あなたが求めているのは年収3,000万円かもしれないし、その年収の人と結婚するためには、年収以外のすべての条件を捨てなければならないかもしれない。

(文=トイアンナ/ライター)

トイアンナ/ライター

トイアンナ/ライター

外資系企業にてマーケターとして勤め、独立。累計5,000人以上の人生相談を受けた経験を受け、恋愛とキャリアを中心に執筆している。これまでにWebを中心に100媒体以上で連載を持つ。書籍に『モテたいわけではないのだが』『確実内定』『やっぱり結婚しなきゃ!と思ったら読む本』など。現在は、公式サイト「恋愛塾」で恋愛関連記事を掲載中。
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Twitter:@10anj10

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