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年収だけを狙えば、不可能な夢ではない
とはいえ、年収を無視した婚活もまた非現実的だろう。「愛さえあれば」と言えるのは、自分が年収1,000万円以上稼いでからだろう(もちろん、筆者も言えない)。だから高年収を相手の条件に掲げる男女を笑うつもりはない。
ただ、自分が望む暮らしが「いくら必要なのか」は明確にしておいたほうがいい。年に2回、子どもを連れて空港が大混雑する大型連休に、本当に海外旅行をしてみたいだろうか?実は週に1度、コンビニスイーツを気兼ねなく買ってみたいだけかもしれない。それなら年収400万円同士が結婚するだけで達成できる。
仮に相手へ高年収(600万円以上)を求めるなら、それと引き換えに「どの条件はいらないか」を決めればいい。年収だけが高い相手は、男女問わずたくさんいる。そこへ「誠実」「初婚」「優しい」「子なし」「禁煙」などの条件を足すから、婚活は難航するのだ。
年収だけが突出した人間はいくらでもいる。実は「高収入、美形ならあとはどうでもいい。モラハラでもいい。離婚歴があってもいい」と言い切れる男女は、あっという間に結婚する。
年収1,000万円の男女はいる。結婚もできる。だが、本気で「年収1,000万円を求めているのか」がはっきりしていることが必要となる。あなたが求めているのは年収3,000万円かもしれないし、その年収の人と結婚するためには、年収以外のすべての条件を捨てなければならないかもしれない。
(文=トイアンナ/ライター)
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