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インターネット上で現在の口座から切り替えることができ(別途、ネットバンキングの申し込みが必要な場合あり)、給与振込口座への指定や金融資産の残高に応じて、月3~4回程度、コンビニATM手数料が無料になる。地方銀行でも同様のサービスを用意している銀行があるので、給与振込口座に設定している銀行で利用できるかどうか、確認してみよう。
また、自行ATMでも利用時間外は手数料がかかるが、意外にも、その条件は横並びではない。例えば、三井住友は毎月25日・26日は時間外手数料が終日無料になる。三菱東京UFJは、平日なら21時までは無料で引き出すことができる。複数の口座を持っている人は、覚えておくといざというときに役立つはずだ。
最強の「終日無料」銀行はどこだ?
また、無条件で「24時間365日、ATM手数料が無料」という銀行がある。新生銀行は、セブン銀行やイーネットなど、提携コンビニATMの手数料が終日無料だ。前述したメガバンクのようなサービス利用のための条件はなく、ただ口座を持っていればいい。
流通系のイオン銀行も注目だ。イオングループのイオンやイオンモール、ミニストップ、まいばすけっと、いなげや、ピーコックストアなどに設置されている同行ATMを、やはり終日無料で利用できる。
「これらの新顔銀行にはなじみがなくて……」という人に筆者がおすすめしているのが、ゆうちょ銀行だ。平日ならほぼ24時間、日曜・祝日も21時まで無料でゆうちょATMから引き出しができる(利用時間帯は、ATMが設置されている店舗・出張所によって異なる)。
なんといっても、全国約2万4200店舗の郵便局・ゆうちょで利用できるのが強みで、地方出張や旅行先での引き出しにも便利だ。ゆうちょ同士の送金も無料でできる。親世代はゆうちょの口座を持っていることが多いので、親とのお金のやり取り用として開設してもいいだろう。
マイナス金利時代に虎の子の預金を目減りさせないために、「手数料」という地雷から、がっちり身を守ろう。
(文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト)
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