シャンシャンで話題の上野にオトクがいっぱい?多くの店で無料&割引になる「上野パンダMAP」
ちなみに、アトレ上野でも上野動物園のチケット半券提示で優待サービスが受けられる「チケッ得!」を実施している(もともとパンダとは関係なく行われているサービス)。アトレ内のショップでソフトドリンクのサービスや会計が5%オフになるなどの優待が受けられ、動物園だけでなく上野公園内の博物館や美術館の半券でも利用できるので、覚えておくといいだろう。
もともと安く買える街、それが上野・御徒町
とはいえ、パンダ特典を使わずとも、上野・御徒町界隈は筆者が愛する激安エリアだ。もともと「ブランド品やコスメが安く買える」と有名だったが、ほかにも目を奪われるほど安く買えるのがレディスファッション。洋服が1000円台で買える店があちこちにある。また、前述のロンドンスポーツを筆頭に、スポーツウエアやグッズが安く手に入るショップも多い。
食品についても、海鮮だけが安いわけではない。「二木の菓子」は菓子のほか、各種調味料や加工品・レトルト品なども安く買える。アメ横センタービルの地下階はエスニック食材の宝庫で、アジア各国の本格的な調味料やスパイス類が手に入る。日本とは思えないような無国籍な光景も楽しい。外国人観光客がこれだけ押し寄せてくるのも、さまざまなものが安く買える場所という理由もあるだろう。
たとえシャンシャンに会えなくても、安い買い物には出会える街。それが上野・御徒町だ。
年に数回ある、上野動物園の無料開園日
話をパンダに戻そう。シャンシャンの観覧は、しばらくの間は抽選に当たった人のみになるが、そのうち通常営業に戻るだろう。
少し先になるが、上野動物園には無料開園日があり、3月20日の開園記念日、5月4日のみどりの日、10月1日の都民の日がそれだ。5月5日の子どもの日は、すべての中学生が無料(小学生以下と都内在住・在学の中学生はいつも無料)になる。5月頃にはシャンシャンがフリー観覧になっていると、ありがたいのだが。
なお、上野以外にもパンダはいる。もっとも多くのパンダを飼育しているのは、和歌山県のアドベンチャーワールドで現在5頭。しかも、観覧者とは仕切りのない屋外運動場でゴロゴロと遊んでいる姿が見られる。2016年に生まれた「結浜(ゆいひん)」が最年少で、こっちはかなり大きくなっている。
なお、アドベンチャーワールドでは、なんと餌やり体験ができる「パンダラブツアー」(7000円)も実施。また、神戸市立王子動物園にはメスの「旦旦(タンタン)」がいるが、こちらは現在独り身ということだ。
東京・上野のパンダだけでなく、これをきっかけにパンダブームが一層盛り上がり、各地のパンダを軸に経済効果が2重3重に高まることを期待したい。同時に、さまざまな優待サービスにも期待しよう。
(文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト)
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