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西山美紀「貯蓄スキルの高め方」

「大容量パック」を買って逆に損する人の残念な行動習慣…得する人の思考法とは?

文=西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー
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スーパーマーケットで買い物をする女性(「gettyimages」より)
「gettyimages」より

 買い物をするたびに、「こんなに高かったっけ?」「こんなに中身、少なかったっけ(=実質値上げ)?」と驚く日々です。

 世界的にも物価が上がっているうえ、円安が進んでいますが、賃金上昇の気配はなかなかありません。まずは個人で、この物価高になんとか対抗していく必要がありそうです。

 買い物の際にも、いろいろな工夫をしているかと思いますが、その一つに「大容量のものを買う」という方法があるでしょう。小容量のものよりお得なことが多く、活用次第で支出を抑えることにつながりますが……逆に損をする人もいるので注意。

 今回は「大容量パック」で損することなく、上手に支出を抑える方法をお伝えします。

各社「大容量パック」が売り出しスタート

 最近、スーパーに行ったときに「大容量パック」の商品が目にとまることはありませんか。

 たとえば食品なら、ネスレ日本からは「キットカット」の大袋タイプに続いて、「ミロボックス」の大容量パック「ネスレミロビッグパック」が発売。ポッカサッポロでは「おうちスープコーンスープ240g袋」「おうちスープポタージュ240g袋」が発売。チャック付きの大袋で、スープ約20杯分が入っています。

 もやしは大容量の袋のスペースが増えているお店もありますし、「メガパック」と称したお肉類も見かける機会が増えました。業務スーパーに行って、これらをまとめ買いしている人もいるでしょう。

 ドラッグストアでは、洗剤やトリートメントの大容量パックのセールのほか、化粧品類も大容量ボトルの存在感が際立ちます。

「大容量」を買って得する人、損する人

 続々と発売される「大容量」の商品。上手に利用できればよいのですが、実は失敗することもあります。よくある失敗例をチェックしましょう。

失敗1●「たくさんあるので、飽きてしまう」

 大容量のものを買うと、使う頻度が増えて飽きてしまうケースです。次に買い物に出かけたときに他の商品が気になり、買って帰ったら家にものがあふれて、結局大容量パックの方を使わなくなった、という経験がある方も多いのではないでしょうか。

 食品で消費期限を大幅に過ぎてダメにしてしまったら、安く買った意味がなくなってしまいます。

 これは、事前に「使えるイメージ」を持っていたかどうかが分かれ目です。「試しに一回食べてみたい」という気軽な気持ちで手に取ると失敗しがちなので、買う前に「使い切ること」を意識しましょう。

失敗2●「あとで小分けにしよう」と思って面倒になる

 スーパーで大容量のお肉を手に取り「家に帰って小分けにして、冷凍しよう」と思ったものの、帰宅後にバタバタしているうちにすっかり忘れ、ダメにしてしまうケースです。「最初から使い切れる量だけ買えばよかった」と反省したことがある人もいるのでは?

 買い物中は、帰宅後の慌ただしさを忘れがちです。自宅で小分けにする作業が必要なものは「本当にできるのか」「使い切れるのか」ということを考えたうえで、手に取る必要があります。

失敗3●保管スペースが必要になる

 大容量パックは、広めの保管スペースが必要になります。そのため、冷蔵庫や棚などの奥にしまってしまうと、目に触れないまま忘れてしまうという失敗もあります。

 お買い得だったとしても、使わなければ意味がありません。買う際には「保管スペースがあるか」も考えてからにしましょう。

大容量パックのコツは、上手に楽しく使い切る

 大容量パックを買って、そのお得さを最大限生かすには「上手に楽しく使い切ること」がコツです。

●余裕に応じて小分けする

 食材の場合は、料理に使うサイズにあわせて小分けを忘れないようにしましょう。少々手間がかかるので億劫ではありますが、ここががんばりどきです。

 さらに、余裕があるときなら、大容量パックの食材を使って数食分のおかずを作って冷凍保存しておけるとベターです。忙しいときにすぐに食べられて、まさに大容量パックの上手な使い方です。

●食品ならアレンジレシピを活用

 アレンジレシピを活用して、味に飽きない工夫をするのも一案。たとえば、ポッカサッポロ「おうちスープ」は、スープとして飲む以外にも意外な活用法があります。ホームページから、アレンジレシピの一例を紹介します。

○おうちスープコーンスープアレンジレシピ「ふりふりポテト コーンポタージュ味」

 フライドポテトに粉末コーンポタージュをかけるだけで、コーンポタージュ味のフライドポテトが完成。

・材料(2人分)
冷凍フライドポテト 150g
おうちスープコーンスープ(240g・袋)大さじ山盛り1杯

・作り方
1)トースターの天板に凍ったままの冷凍フライドポテトを広げ、袋の表示時間を参考に加熱冷凍する。
2)ボウルに1を入れ、「おうちスープ コーンスープ」をまぶす。
(冷めたフライドポテトにかけるのもおすすめ)

・筆者の感想
「ファストフードの味付きポテトに似ている」と思いました。自宅にいながら、お店のようなフライドポテトが楽しめます。お酒のおつまみや、お子さんがいる方にはおやつにもよさそう。

大容量パックを上手に使えば買い物の回数も減る

 小容量や小分けになっているものは、値段がかさむだけでなく、エコの観点でも包装部分が気になるもの。大容量パックなら、値段が安めでエコになる点もメリットといえるでしょう。

 また、買い替えの頻度が減ることにもつながります。お店に行く回数が増えると、それだけたくさんの商品が目にとまって、つい手を伸ばすことも増えますが、大容量パックを買えば買い物の回数が減り、ムダな支出が抑えられます。

 上手に使えば、節約にもつながる「大容量パック」。今後も商品が増えていくことが予想されますので、ムダにならないようにうまく活用しながら、物価高に対抗していきたいですね。

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方について発信。Oggi、ミモレ、マリソル、LEE、日経DUALなどの女性誌・WEB等でマネーコラム連載、取材・執筆・監修等。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる!お金の増やし方』(主婦の友社)等。

Twitter:@writerN1225

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