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飲んべえ岡ちゃんの相場師養成講座 第5回

成長企業の株価は、相場全体低迷でも下がる可能性は低い?

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「日経ビジネス」(日経BP社/4月23日号)より
株式専門紙記者を皮切りに、証券人生30年の経済ライター・岡本昌巳。ブログ「今日の岡本」はほぼアルコールネタで埋め尽くされているが、独自理論に基づく株式相場の流れを重視した銘柄発掘力は群を抜くと評判。そんな岡本氏が、相場師が知っておくべき"常識"を指南する。

 プロ野球でどんな素質のある選手(銘柄)でも、単にバットをブルンブルン振っていても、ボールは打てません。投げてくる投手のボール、配給(流れ)を読み、タイミング(トレンド)に合わせないとヒットは出ません(株価は上がらない、儲からない)。

 相場の世界では銘柄、流れ、トレンド(タイミング)の3つが合ってこそ、ボールが飛ぶのです。そこで、前回まで3回に分けて「銘柄本位制、流れ本位制、トレンド(タイミング、チャート)本位制の三位一体作戦で行こう」という解説をしてきました。特にトレンドは重要ですので、今回もトレンドの話を続けます。 

 さて、前回の宿題です。

「業績が伸びている企業の株価は、全体の相場が調整しても、一緒になって下がる可能性は少ないでしょうか?」

 実は、株式セミナーの質疑応答でよく出る質問でもあります。よく考えてください。理屈だけで考えても答えは明らかでしょう。

 相場は上げることも下げることもあります。これはわかりますよね。ならば、業績が伸びる銘柄も上げることも下げることもあります。これもわかるはずです。業績面で明るいのですから「上げ幅-下げ幅=プラス」となる可能性が高い。トータルでプラス、右肩上がりになる可能性が高い銘柄ということができます。

全体相場のトレンドには逆らえない

 しかし、どんなに業績が伸びている銘柄でも、全体の相場のトレンドの影響を大きく受けます。どんなにいい銘柄でも、全体のトレンドには逆らえません。日経平均、TOPIXなど全体相場を示す指数が下降トレンドに入っている時に、逆高して上げる可能性は少ないのです。


 しけの海に泳ぎのうまい漁師が泳ぎに出るということを想像してください。いくら泳ぎがうまくても、遭難してしまう可能性が高い。もっとも、プロの漁師はそんな無謀なことはしないでしょう。そんな時に泳ぎに出るはずがありません。

 相場もそうです。相場は海です。しけているとき(下げトレンドの時)、いくらいい漁師(銘柄)でも泳ぎ(買い)に出たらやられてしまう可能性が高い。わかりますよね。それだけ、全体の相場トレンドというものは重要なのです。

 先ほど、「業績が伸びる銘柄はトータルでプラスになる可能性が高い」と書きましたが、全体相場が下げトレンドを続けたとしたら、そんな銘柄でも、トータルでマイナス、右肩下がりになる可能性が高くなります。それだけ、全体の相場のトレンドというものは重要なんですよ。まず、全体のトレンドが重要、次にその個別銘柄のトレンドが重要ということになります。何度もいいますが、トレンドには逆らってはいけません。

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