(ソフトバンククリエイティブ)
堀江氏は本日19時〜記者会見を行い、終了後に出演したインターネット動画サイト「ニコニコ動画」(ドワンゴ)の番組『堀江貴文仮釈放記者会見(裏)生放送』の中で、自らの刑務所生活を語った。
刑務所内で堀江氏が所属していたグループは、衛生班といわれる4人と、その下の約30人で構成され、グループの年配であるトップの人がかなり強面だったため、堀江氏も気を使ったという。
「その人はゲーム雑誌『週刊ファミ通』(エンターブレイン)を愛読するゲーム好きで、ゲームの話しをすると喜ぶため、(堀江氏は)あまり詳しくないが、ゲームの話題についてよく話しかけていた。そのため、『出所したら(任天堂のゲーム機)ニンテンドー3DSを送ってよ』とよく言われていた」(堀江氏)
また、堀江氏は、「組織の人間関係は面倒くさい面もあったが、自分は社長しかしたことがないので、『自分も部下にこういうことをやってしまっていたな』と、身につまされることも多かった」と話した。
一方、日々の生活面については、次のように苦労を語った。
「毎日21時就寝・6時50分起床という規則正しい生活。いつも初めの1時間ほどは寝られず、考えごとをするしかなかった。でも、刑務所生活の最後のほうでは、考えることがなくなってしまい、それがキツかった。また、やはり自分は事業欲などの煩悩が取れなくて、欲がなくなればどれだけ楽だろうと思った」(堀江氏)
加えて、「食事面で辛かったことはなかったか?」という質問に対し、堀江氏は、「最初は炭酸(飲料)が飲めなくて苦しかったが、だんだん類が上がり、映画などを見る集会に出られるようになると、そこでお菓子とセットで炭酸が配られるようになった。そのうち、チョコレートやあんこ類などの甘いものは、週1回くらいは出てくるようになった」と語った。
食事面では、「刑務所の食事は味付けが薄口なため、本日出所後に食べたハンバーガーは味が濃く感じた」との感想を漏らした。
また、労働面については、「普段は毎日工場で働いていたため、普通に出勤して、ほかの人とおしゃべりする感覚だった。しかし、しゃべれる時間は、朝15分、昼食後20分、午後15分くらいしか許されていなかった。しゃべらないよりは何かしゃべっているほうがよいので、くだらないことを話したりしていた。今日はもう刑務所時代の1カ月分くらいしゃべった」と話した。
「出所後、お酒はもう飲んだ?」との質問に対しては、「この番組後、すしを食べに行き、そのあとワインを差し入れしてくれることになっている」と嬉しそうに答えた。