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江川紹子の「事件ウオッチ」第53回

【熊本地震】行政の混乱の中、なぜ熊本刑務所による被災者支援は成功したのか

文=江川紹子/ジャーナリスト
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 そのうえで、「南海トラフ地震などで、複数の施設が同時に被災した時の対応をどうするか、考えておいてほしい」と今後の課題に挙げた。

 今も熊本刑務所に残っている人たちは、自宅に戻ることへの恐怖心が強かったり、さまざまな福祉的な対応が必要な事情を抱えている。今後は、刑務所に常勤する社会福祉士が行政の福祉サービスにつないで、それぞれの生活再建を後押ししていくことにしている。
(文=江川紹子/ジャーナリスト)

江川紹子/ジャーナリスト

江川紹子/ジャーナリスト

東京都出身。神奈川新聞社会部記者を経て、フリーランスに。著書に『魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか』『人を助ける仕事』『勇気ってなんだろう』ほか。『「歴史認識」とは何か - 対立の構図を超えて』(著者・大沼保昭)では聞き手を務めている。クラシック音楽への造詣も深い。


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