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新見正則「医療の極論、常識、非常識」

お酒、発がん性リスクがアスベストやヒ素と同レベル…国際機関が分類

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「Thinkstock」より

 今回は、アルコールのお話です。つまりお酒の話題です。“極論君”は「お酒は体に悪いので一滴も飲まない」という主張です。一方の“非常識君”は、「他人に迷惑をかけないで、法律に触れない範囲であれば、どんどん飲む」という意見です。

 まず、極論君からのコメントです。

「世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)は、発がん性のあるものを5段階に分類しています。その中で確実に人に対して発がん性があるものがグループ1です。その中に、なんとアルコールがあります。グループ1にはアスベストやタバコ、ヒ素、毒ガスとして有名なマスタードガスも含まれています。それらと同じレベルで危険ということです。ですから、可能であれば飲まないほうがいいのです。ですから、僕は一滴もアルコールは飲みません」

 次に、非常識君からの反論です。

「アルコールをたくさん飲んでも長生きしている人は少なくない。そしてアルコールに含まれるポリフェノールが健康にいいとう報告は有名です」

 そこで、“常識君”のコメントです。

「まずポリフェノールとは、たくさんのフェノールという意味で、赤ワインなどに含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボンなど、数千種類があるとされるフェノール性ヒドロキシ基を持つ植物成分の総称です。ですから、赤ワインにはアントシアニンが比較的多く含まれているため、赤ワインの摂取量が多いフランス人に心臓病死が少ないことが注目されて、広まったひとつの学説です。それに反対している人もいます。そして他のアルコール類にもいろいろなポリフェノールが含まれています」

発がん性


 非常識君が極論君に質問します。

「確かにアルコールは国際がん研究機関のグループ1に分類されていますが、そこには加工肉や経口避妊薬もあります。そして乳がんの治療薬であるタモキシフェンも含まれています。僕はその程度の発がんリスクであれば、楽しくアルコールを飲むほうがストレスも発散されて体や心にいいと思っています。飲む量が適量であれば、健康に悪くないのではないでしょうか?」

 極論君が答えます。

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