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渡邉哲也「よくわかる経済のしくみ」

韓国、トランプ訪韓を反日アピールに利用し国際社会で嘲笑の的…元慰安婦招待で米国の顔に泥塗る

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元従軍慰安婦の女性にあいさつするアメリカのドナルド・トランプ大統領(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
 アメリカのドナルド・トランプ大統領が、就任後に初めて韓国を訪れた。11月7日に訪韓したトランプ大統領は、まずソウル郊外の米軍基地を訪れ、その後に文在寅大統領との首脳会談に臨んだ。


 しかし、その会談はわずか10分程度で終わったことが伝えられている。通訳に要する時間なども考慮すると、実質的にあいさつ程度で具体的な中身はほとんどなかったといっても過言ではないだろう。

 その後、閣僚を交えた拡大会合が約1時間行われ、共同記者会見では韓国がアメリカから軍事兵器を購入することが明らかにされた。

夕食会に元慰安婦、「独島エビ」提供の非礼


 夜にはトランプ大統領を歓迎する夕食会が開かれたが、これも予定されていた約2時間より大幅に短い50分あまりで終了した。報道陣向けの写真撮影やあいさつなどの時間を差し引いて考えると、料理を十分に味わったとはいえないだろう。

 また、韓国がこの席に元従軍慰安婦の女性を招待したことが波紋を呼んでいる。文大統領はかねて「日韓合意」の見直しを掲げており、「国民の大多数が受け入れられない」という主張だ。しかし、この露骨なアピールに日本政府は「日韓合意の趣旨に反する」と抗議の意を示している。

 さらに、日本固有の領土である竹島近海の砂エビを「(竹島の韓国名である)独島エビ」として提供した。韓国メディアは「独島の領有権に対する我が国の意思を米国側にアピールする目的もあるとみられる」などと報じているが、日本政府は同様に「『独島』の名前が入った食材で領有権を主張することは受け入れられない」と抗議している。

 慰安婦および領有権の問題は日韓間の重要事項ではあるが、トランプ大統領の訪問という機会を利用してアピールするやり方は、日本に対する嫌がらせともいえる。

 今回、韓国は25年ぶりの国賓としてトランプ大統領を招待しており、滞在スケジュールは1泊2日だ。そのため、7日の夕食会は歓迎会と晩餐会を兼ねたものであり、本来であれば、最上級のゲストであるトランプ大統領に対して最大限の気遣いを見せるべきだ。

 しかし、韓国はそれを自国の主張のアピールに利用した。韓国メディアはおおむね好意的に報じているが、外交儀礼に反するばかりか同盟国を侮辱するような行為は国際社会の嘲笑の的になるだけだ。もっとも、文大統領は9月の日米韓首脳会談で「日本は同盟国ではない」と語ったとされており、11月にも「(日米韓の連携が)軍事同盟の水準に発展することは望ましくない」との発言が伝えられている。反日的な姿勢をあらためて強調しただけともいえるだろう。

 そもそも、慰安婦問題に関しては2015年の日韓合意によって「最終的かつ不可逆的な解決」をみており、第三者のアメリカが仲介役となって成立した経緯がある。世話役のアメリカの前で蒸し返す姿勢はアメリカの顔を潰す行為ともいえるわけで、言語道断だ。

 今回のアジア歴訪で、トランプ大統領が日本の次に韓国を選んだ理由は、やはり北朝鮮問題への対応を最優先するという意図があったからだと思われる。しかし、韓国の一連の非礼は日米韓の緊密な連携に水を差す行為だ。

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