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ASKA薬物&暴力団交際疑惑“衝撃”告白、「違法性高い」「音楽生命は終わり」

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ASKA薬物&暴力団交際疑惑“衝撃”告白、「違法性高い」「音楽生命は終わり」の画像1CD『VERY BEST ROLL OVER 20TH』(CHAGE and ASKA/ヤマハミュージックコミュニケーションズ)

 10月9日発売の「週刊文春」(文藝春秋/10月17日号)が、同誌(8月8日号、8月15日・22日 夏の特大号)で深刻な薬物中毒であり、暴力団構成員(以下、暴力団)とも親密な関係にあると報じられていたASKA(人気男性デュオ・CHAGE and ASKA)へのインタビュー記事を掲載している。

 同記事によればASKAは、昨年1月に北海道の漁業関係者に紹介された自称・音楽業界関係者の山本氏から、複数回にわたり劇薬指定医薬品である中枢興奮・鎮痛剤「安息香酸ナトリウムカフェイン(アンナカ)」を受領し使用。山本氏が暴力団だと認識した後も、山本氏から勧められるかたちでアンナカの粉末を炙り吸引し、その模様を盗撮した山本氏から5000万円を貸すよう脅迫されていたことなどを、ASKA自身が語っている。

 その衝撃の内容に早くもネット上では、「信じられない」「もうこれで音楽生命は終わり」「会見を開いて事実を語ってほしい」などさまざまなコメントが見られるが、もし今回の報道が事実であれば、ASKAの一連の行為は果たして違法なのであろうか?

 刑事事件に詳しい弁護士は、次のように解説する。

「暴排条例(東京都暴力団排除条例)は、相手が暴力団であると知りながら『暴力団の運営に資することとなることを知って』利益供与する行為を禁じていますが、文春の取材に対しASKA氏は、山本氏からアンナカを『プレゼントされた』『もらった』と話しており、金銭等のなんらかの謝礼を渡していなければ、ただちに違法な行為とはいえません。また、薬物使用についても、アンナカは受診勧奨の上で販売することが国の指導により原則化されているものの、譲渡した側は懲役もしくは罰金が科されますが、譲渡された側はただちに違法行為には当たりません。もちろん一連の行為は、違法性が高くグレーなものであり、社会的観点からも問題であることはいうまでもありません」

 しかし、同弁護士によれば、今回の報道によりASKAが今後も音楽活動を継続することは難しくなるとの見方を示す。

「文春の報道によればASKA氏は、山本氏が暴力団であると認識した後も山本氏と飲食を共にするなどしたと語っており、暴排条例における「暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有する者」=「暴力団関係者」と見られる可能性があります。同条例は、暴力団排除活動に取り組んでいる事業者と締結する各種契約において、暴力団関係者と見られる者は“排除の対象”となる場合があるとしており、11年の“島田紳助引退騒動”以降、“暴力団との関係”にセンシティブになっているメディアや、音楽業界を初めとするエンタテインメント業界が、今後ASKA氏を起用することに消極的になる可能性は極めて高いです」

 この解説を裏付けるかのように、ある芸能プロ関係者は、「今回の報道で、事実上ASKAの音楽生命は終わったとの見方が、業界関係者の間では強い」と次のように話す。

「マスコミや芸能プロ、そして音楽業界を含める芸能界全体は、09年の“酒井法子覚せい剤事件”、11年の“紳助騒動”のあと、タレントや関係者と、暴力団・薬物の関係には常に神経を尖らせています。7月には、島田紳助さんが、不動産取引をめぐる暴力団組員との関係を報じられ、名誉を毀損されたとして『週刊現代』(講談社)を訴えた裁判の控訴審判決で島田さん側が敗訴し、業界全体がより一層“暴力団との関係”にナイーブになっています。今回の文春のインタビューでASKA氏は、かなりクロに近いグレーな行為を自らの口で語ってしまっています。もし報道が事実であれば、現場の感覚から言っても、音楽業界がそんなミュージシャンと関係を持つような、あえて社会的バッシングを受けかねないリスキーな行動を控えるのは目に見えています」

 今回の報道を受けASKAの所属事務所は、9日、「この度、週刊文春10月17日号に掲載されたASKAのインタビュー記事について、弊社は一切関知しておりません」とコメントしており、疑惑の真偽はいまだ明らかではない。

 今回の報道を受け、ASKA本人を含めた今後の動向に注目が集まっている。

 CHAGE and ASKAは1979年にシングル曲『ひとり咲き』でデビューし、今年で活動34年を迎えるベテランデュオで、『SAY YES』『YAH YAH YAH』などのミリオンセラー曲も多いことから、デュオとしても、またソロでもコンサートは満員で、デビュー当時からの根強いファンが多いことで知られている。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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