地震や火事などの災害にあったときに、これだけは忘れずに、肌身離さず持って逃げなくはならないものは、なんでしょうか。やはり、お金や通帳でしょうか。もしくは思い出のもの。携帯電話やスマートフォンと答える人もいるでしょう。
でも、実際にそのような状況になったとき、ないと困るのものは、眼鏡やコンタクトレンズなのです。実際、東日本大震災のときにも、「眼鏡が壊れてしまって不自由だった」「コンタクトがなくよく見えずに危ない目にあった」などの話がたくさんありました。
逃げるときはもちろん、その後の生活にも大きな支障が出たようです。
「老眼だけど、メガネをかければ問題ない」「コンタクトをしていれば、近視だってことを気にしないですむ」ということでも普段なら大丈夫でしょう。
でも、何かあったときのことを考えると、視力について気を配ることはとても大切です。しかし、いま、日本人の視力低下は、急激な勢いで進んでいるといわれています。
マイボイスコムが2013年12月に行った調査では、82.6%の人がメガネかコンタクトを使用していました(*1)。また、近視の低年齢化も問題になっています。そして、多くの人は、近視や老眼は治らないと思い込んでいます。でも、その思い込みに異を唱える人がいます。ビジョン・フィットネスセンター所長として、3万人以上の人の目の悩みに応えてきた中川和宏氏です。
中川氏の近著『目を温めれば視力はよくなる!』(アスコム刊)では、視力や目の改善の期待が見込めるメソッドを紹介。中川氏によれば、視力低下の原因の一つは目の冷えなのだそう。そのため、本書では“目を温める”ための、とてもシンプルな「3つの体操」が紹介されています。
いざというときのためにも目は大切にしておくべきだということは、誰もが理解しているはず。個人差はもちろんあるそうですが、普段から目に悩んでいる人は本書のメソッドを試す価値はあるのではないでしょうか。
(新刊JP編集部)
*1…コンタクトレンズに関するアンケート調査 (2014年9月12日閲覧)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。