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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

未公表の「ゲス不倫」国会議員がウヨウヨ…「バレてない」と思っているのは本人たちだけ

文=神澤志万/国会議員秘書
未公表の「ゲス不倫」国会議員がウヨウヨ…「バレてない」と思っているのは本人たちだけの画像1国会議事堂

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 読者のみなさま、ちょっと遅めですが、明けましておめでとうございます。

 昨年末に、安倍晋三総理が次期通常国会の召集を1月20日と表明したのを受け、永田町は年明け早々から国会開会への準備を始めています。

 通常国会に備えて、受験生の子供を持つ秘書さんたちから、いろいろと悩みが聞こえてきます。どんな仕事でも家庭との両立は大変ですが、下僕のように働く私たち秘書は、特に厳しいのです。 

 仕事と家庭のバランスを取ろうとすると、「仕事をおろそかにした」ということで、ボスである国会議員の逆鱗に触れ、場合によっては解雇につながることもあるからです。受験生のお弁当づくりもあるのに、冷や汗をかき続ける毎日です。

総理だけに許される「2つの嘘」とは?

 以前から取り沙汰されている衆議院の解散総選挙は少し先になりそうな気配もありますが、どうでしょうか。過去には、「選挙はしない」と言いながら、突然解散に踏み切った例も少なからずあります。

 たとえば、前回の2014年12月の総選挙は、11月に突然「解散」という方向に舵を切った安倍総理の作戦勝ちでした。急だったので準備が整わなかった野党(特に、当時の民主党)の大敗という結果でした。

 そのため、年明けから安倍総理がいくら「すぐの解散総選挙は考えていない」と発言しても、どうしても疑ってしまうのが永田町の住民たちの性分です。

 実は、永田町では大昔から「解散と公定歩合については、総理は嘘をついてもいい」ということになっています。今は公定歩合に政策金利としての役割はほぼありませんが、1994年に金利が自由化されるまでは、たとえば景気が低迷しているときに公定歩合を引き下げて、資金の需要を活発化させて景気を上げるといった政策がとられていました。

 そして、株式市場などの混乱を避けるために、引き上げや引き下げの時期などについて、本当のことを言わなかったときもあったようです。このことは、マスメディアの政治担当記者などはみんな知っていますが、追及する人はほとんどいません。

超多忙の国会議員、実際は少なすぎる?

 嘘の件も含めて、古いしきたりというか思想が蔓延している永田町にいると、まるで世間が別世界のように感じることもあります。

 たとえば、法案審議。国会で大きな力を持っている国対(国会対策委員会)が各委員会に委員(担当者)を振り分けるのですが、利権が生じないように、あえて同じ委員会に長く在籍させないようにしています。

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