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激化する4Kテレビ戦線~新規参入のパナ、一歩先行のソニー・東芝、独自技術のシャープ

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 今年も、千葉県・幕張メッセでCEATEC(最先端IT・エレクトロニクス総合展)が開催され、最新のIT技術からテレビ技術、自動車技術までが展示された。今年のテレビ関連の展示内容で多くの人が興味を持っているのは、新しい波ともいえる4Kテレビ(編註:表示パネルの画素数がフルハイビジョンの4倍ある高画質テレビ)ではないかと思うが、CEATECの展示も4Kテレビを中心に回っているという印象を受けた。

激化する4Kテレビ戦線~新規参入のパナ、一歩先行のソニー・東芝、独自技術のシャープの画像1
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●高速HDMIのスムーズな映像で攻めるパナソニック

 日本国内の大手家電メーカーの中で最近、4Kテレビに初参入したのがパナソニックで、65インチの「TH-L65WT600」を投入する。新規参入だけあって、この「TH-L65WT600」は、今までの4Kテレビが搭載していないHDMI2.0に世界で初めて対応、そしてディスプレイポートの1.2aに対応している。ちなみにパナソニックは65インチサイズのこの機種だけを投入する。

激化する4Kテレビ戦線~新規参入のパナ、一歩先行のソニー・東芝、独自技術のシャープの画像360pの4K映像の入力に対応した「TH-L65WT600」
激化する4Kテレビ戦線~新規参入のパナ、一歩先行のソニー・東芝、独自技術のシャープの画像4「TH-L65WT600」は世界で初めてHDMI2.0に対応した

 HDMIというのは、AV機器のディスプレイ出力とディスプレイを接続するケーブル規格で、著作権保護機能に対応しているのが特徴。このHDMI2.0規格は今年9月にできた最新規格で、データ転送速度を大幅に引き上げているのが特徴だ。

 この高速なHDMIに対応したことで、4K60p(つまりは4K解像度で毎秒60枚)という高解像度でフレームレートの高い映像を入力できるようになった。

 さらにフレームとフレームの間を予測して補間する4Kフレームクリエーション機能によって4K120pの映像に変換できるため、非常にスムーズな映像を表示することができる。さらにこの機能は30pにも対応しており、120pのスムーズな映像に変換できる。

 また、テレビには珍しくディスプレイポート1.2aに対応したことにより、4K対応のディスプレイポート出力を持つパソコンと接続して4K映像を表示することもできる。パソコンにデジカメ画像などを保存している人には便利だし、オンデマンドビデオも表示できて便利だ。

BusinessJournal編集部

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