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大流行の料理をテーブルにぶちまける手づかみレストラン、客から酷評噴出!顔も服も汚れ…

文=青柳直弥/清談社
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 フォークやナイフはおろか、皿すらも使わず、テーブルの上に直接ぶちまけられたシーフード料理を手でつかんで食べる――。

 そんな“手づかみレストラン”が、女性客を中心に人気を集めているという。“箸の国”の日本で、あえて原始的な“手づかみスタイル”がはやっているとは信じがたい。しかし、ここ数年、じわじわと全国的に広がりを見せているのだ。

 手づかみスタイルという業態をいち早く始めたのは、2013年4月にオープンした東京・神楽坂の「シーフードダイナー FINGERS」だ。ハワイ仕込みの手づかみシーフードが食べられる店として、現在も営業中である。

 14年10月には、新宿にシンガポール発・アメリカ南部ルイジアナスタイルのシーフードレストラン「DANCING CRAB」がオープンした。こちらも、各メディアで取り上げられるなど話題を呼び、女性客を中心に人気を集めている。

 15年に入ると、その勢いは東京だけでは収まらなくなった。まず、栃木県宇都宮市に「FINGER CRAB」、福岡県福岡市に「GOLDEN CRAB」という、手づかみスタイルのシーフードレストランがオープンした。

 さらに、大阪府大阪市には「DANCING CRAB」の2号店がオープンしている。経営母体こそ違うものの、いずれも「手づかみスタイルで勝負できる」と踏んだからこその出店ラッシュなのだろう。

 いったい、なぜそんなに人気があるのだろうか? 実際に体験するため、11月の土曜19時に首都圏近郊の某“手づかみレストラン”を2人で訪問した。

ホットパンツ姿の若い女性店員

 同店は、駅から徒歩で10分弱の場所にある。周囲はファミリーレストランが2軒あるくらいで暗めのため、店舗の看板だけが煌々と光っている。

 店内に入ると、先客は女性同士のグループが数組いるだけだ。手づかみスタイルは、えびやかに、貝類などを手でつかんで食べる文化を持つアメリカ・ルイジアナ州にルーツがあるようだが、店内はこざっぱりとしていて、特にアメリカを感じさせる雰囲気はない。

 店員は若い女性のみのようで、ホットパンツ姿の女性店員たちが忙しそうに動き回っている。オーダーは、2時間4000円のコースを注文した。テーブルには白いテーブルクロスが敷かれていて、この上に直接、料理が置かれることになる。

 同じ手づかみでも、神楽坂の「FINGERS」はボウル(皿)に入ったシーフード料理を手で食べるスタイルにアレンジされているが、この店では、テーブル上の料理を手づかみで食べるスタイルとなっている。

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