民進党は共産党と共闘しているからです。共産党と組んだらあきません」

 しかしながら足立氏は、共産党を認めているのだ。

「彼らは非常によく勉強しているし、情報も持っている。共産党の議員ともときどき話しますが、とても参考になります。でも組む相手ではない。ましてや一緒に政権を狙うパートナーではありえません」

 さらに民進党には、民主主義の観点から許せない点があるという。

「民主主義を冒涜したのです。今年1月の衆院予算委員会で、民主党(当時)は我々おおさか維新の会を『野党ではない』と断じて与党枠の質問時間を使うように求め、その結果、本来なら我々に1時間5分充てられるはずだったのに24分間に短縮されたのです」

 これは、政党としてのおおさか維新の会の権利を大きく損なったと足立氏は主張する。

「我々は健全な野党として、日本をよくするために前向きに議論しようとしている。与党の足を引っ張るだけが野党ではありません。しかし民進党はそんな我々を『野党ではない』と断じた。野党は野党第一党の言うことを聞かなくてはいけないんですか。その指示通りに動かなくてはいけないんですか。我々の背景には投票してくれた有権者がいて、我々はその有権者のために国会で質問し、立法活動を行っている。でも民進党が我々の質問時間を削ったということは、その有権者の権利をも侵害したことになるんですよ。それで民主主義だといえるのですか」

 確かに足立氏の説明には一理ある。その思いが高じてアホバカ発言になったというのだが、周囲はそれを理解しているのだろうか。

「母からは『アホはあかん』『恥ずかしいわ』と言われました。『そんな子に産んだ覚えはない』とも。どうやら2日続けて、大阪の新聞で掲載されたのがショックだったようです。父からは『もうお前には期待せん』と言い捨てられた。甥っ子が医学部に入ったので、これからはそちらに期待を寄せるそうです」

 気の毒なことに、家族からは総スカンを喰っている状態の足立氏。これで少しは自粛するのかと思いきや、その様子はない。

「僕はやめませんよ。だって家族より国のほうが大事ですもん。正しいことを主張して、何が悪いんですか?」

 実際に4月19日の衆院総務委員会では「私はもう(アホバカ発言を)やりません。遠山(清彦)委員長と約束しましたから、総務委員会ではやりません」と宣言したものの、その“口撃”は続いていた。

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