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高井尚之が読み解く“人気商品”の舞台裏

コメダの豹変…従来戦略を全否定の仰天の新店舗 スムージーや「クロ」ノワールも

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「コメダは『くつろぐ、いちばんいいところ』を掲げており、居心地の良さを追求する姿勢は変わりませんが、店によっては1人客が目立ったり、仕事の合間に時間調整で立ち寄る人が多いなど、お客さまの行動特性も変わってきました。渋谷宮益坂上店もそうした実情を踏まえて、カウンター席を多めに設置したのです」(コメダ専務取締役・駒場雅志氏)

 座席のソファは昭和型のコメダらしいが、カウンター席は平成型カフェの雰囲気だ。

専務取締役の駒場雅志氏

キーワードは「大人のコメダ」

 筆者は、オープン当日の10時に店に行き、コメ黒を注文した。メニューには「ブラジル最高級グレードの豆をベースに、華やかに香り高いキリマンジャロをブレンドしたオリジナルブレンド」と記されている。11時までモーニングがつくので、「選べるモーニングB」を頼んだ。

コメ黒と選べるモーニングB

 この選べるモーニングも昨年からコメダが導入したもので、A=トーストとゆで玉子、B=トーストとたまごペースト、C=トーストとおぐらあんとなっている。開発裏話としては、「長年の常連客には高齢となった人も多いので、万一、ゆで玉子をのどに詰まらせては大変なので違うセットを開発した」(同)という。

 商品を運んできたアルバイトの女性に話を聞いたところ、「6月中旬から研修を行い、池袋西武前店でも実地研修を行い、オープンに備えた」と言う。

 筆者が座った1階の席からは、ガラス越しにコーヒーを抽出する作業を見ることもできる。このあたりのレイアウトは、最近の飲食店で多い「作業の見せる化」だ。

ガラス越しに見えるコーヒーの抽出作業

 ちなみに、この店の店長を務めるのは松田慎之介氏だ。実は昨年、コメダの研修について話を聞いた相手で、その内容は2015年12月20日付本連載記事『コメダ、スタバを「超える」驚異的成長!過酷な秘密の特訓、社長自ら店員として労働』において紹介している。横浜江田店以来、5年ぶりの店長復帰だという。

「夜に店内がライトアップされると雰囲気も変わります。宮益坂から曲がった美竹通り沿いなので、周辺で働く方もお越しいただける店を目指しています」(松田氏)

 喫茶店なのでアルコールは扱わないが、夜は23時まで営業するので、食事時間が多様化した社会人の1人食事や、友人・知人との懇談の場としても期待をかける。

 実は、一般的なカフェ・喫茶店は夜の集客が苦手だ。オフィス街に古くからある老舗店でも、夜はお客さんが少ない店も多い。夜需要の掘り起こしとしてアルコール類を置く店もあるが、それだとカフェバーやスナックになってしまう。渋谷宮益坂上店は、あくまでもソフトドリンクとフード、スイーツ類で勝負するようだ。

コメダの豹変…従来戦略を全否定の仰天の新店舗 スムージーや「クロ」ノワールものページです。ビジネスジャーナルは、連載、コメダ珈琲店コーヒーサイフォンスムージーの最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

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