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全日本大学駅伝!東海と青学、拮抗する2強が真逆の戦略!勝負はアンカー対決?

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両監督の「札の切り方」に注目

 対する青学大は後半を重視しつつ、2区で「仕掛けどころ」をつくっている。1区は経験値の高い中村祐紀(4年)をエントリーしているが、鬼塚に対して受け身のレースにならざるを得ないだろう。1区では我慢し、東海大の背中が見える位置でタスキを2区の田村和希(4年)につなぎたい。

 田村は、原監督をして「アイツは駅伝男だから」と言わしめる実力者。今季はケガが続いていたが、出雲駅伝の2区で起用されるとあっさりと区間賞を獲得。今回は東海大を追う展開になったとしても、相手は1年生の塩澤だ。駆け引きの面では田村に一日の長があり、ここで青学大としてはトップに立って主導権を握りたいところだろう。

 たとえ、4区終了時点で東海大を追撃する展開になっていたとしても、5区には2016年の東京マラソンで日本人2位に入った下田裕太(4年)、7区には箱根の山下りのスペシャリストでありながら、平地でもスピードを見せる小野田勇次(3年)がおり、現在の力関係を見ると、7区が終わった時点で青学大がトップに立っている可能性も十分にある。

 そうなると、勝負は昨年に引き続き、アンカー対決ということになる(昨年の全日本で は早稲田がリードし、青学大が8区で一色恭志が逆転して優勝)。今回、東海大のアンカーは主将の川端千都(4年)、青学大は出雲に続いてのアンカーとなる橋詰大慧(3年)となる見込み。主将のプライドが炸裂すれば、東海大が先着するかもしれないが――。

 ただ、全日本の場合はレース当日に補員との変更が3人まで認められており、東海大は後半区間、青学大も主将の吉永竜聖(4年)らの経験者を投入する可能性が十分にある(最終的な区間オーダーの発表は5日の7時頃)。東海大の両角監督、青学大の原監督の札の切り方に注目してほしい。

 今回の全日本は、青学大と東海大の力関係が拮抗する最後の機会となるかもしれない。おそらく今季の箱根は部内の層が厚い青学大が優勢となるだろうし、来年以降は一気に東海大が優勢となると思われる。

 その意味で、今回ばかりはどちらが勝つかわからない、極上の対決が見られるはずだ。果たして勝負の行方は――。

 青学大の原監督は淡々とレースを予想した。

「東海大さんとウチと比べた時に、ミスをしたほうが負けるな、という印象を持っています」

 さあ、冬の陣の始まりだ。
(文=生島淳/スポーツライター)

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