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自民党・二階幹事長、国民民主・玉木代表の“非礼”会食ドタキャンに激高した裏事情

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二階俊博幹事長(写真:日刊現代/アフロ)

 11月6日の夜、国会議事堂や議員会館のある永田町にほど近い東京都内のホテルの和食店で、与党・自民党と野党・国民民主党の幹部が会食したことが物議を醸した。国会会期中にもかかわらず、与野党が仲良く何をやっているのか、ということで、特に野党サイドから国民民主党に冷ややかな視線が向けられた。

 出席したのは、自民党が林幹雄、金田勝年の両幹事長代理、稲田朋美総裁特別補佐。

 国民民主党が増子輝彦幹事長代行と小宮山泰子代議士会長の計5人だが、当初は、それぞれの党のトップクラスが参加する予定だった。自民党関係者はこう言う。

「もともとは国民民主党の新体制発足を受け、会食が設定されたといいます。自民からは二階俊博幹事長と萩生田光一幹事長代行も出席するはずでしたし、国民民主党は玉木雄一郎代表と新しく幹事長になった平野博文氏も来るはずでした」

 ところが、会食当日に玉木氏が出席をキャンセル。「国会会期中の与野党激突法案もあるこのタイミングで、自民党の幹事長と会食とは軽率すぎる」といった党内の批判があったこと、会食の情報をマスコミが嗅ぎつけ、ホテル前でカメラを持って待ち構えることが予想されたことから、急遽取りやめたのだ。玉木氏とともに平野氏もキャンセルした。

 こうした情報が事前に二階氏まで伝わっていたのかどうか。玉木・平野両氏のドタキャンに、「もう二度とやらない」と二階氏が激怒したという。二階氏の激高の奥は深い。

「二階さんは、会食の予定時間の10分前には当該ホテルに到着、先に店に入って玉木さんたちを迎えるつもりでいた。そのうえ、二階さんの選挙区の『和歌山みかん』の土産まで用意していたというのです」(マスコミ関係者)

「会食では、途中で安倍首相が少し顔を出す、という演出まで準備していたそうなのですが、玉木さんのドタキャンで当然それもナシになったそうです」(自民党関係者)

 自民党がこの会食をセットしたのは、玉木・平野という国民民主党の代表・幹事長を取り込むためであり、それを強く望み、指示したのは安倍晋三首相だというのである。

二階氏の負い目


 安倍氏の悲願は憲法改正。しかし、自民党総裁選の地方票で辛勝だったことや、与党の公明党が難色を示していることから、改憲の実現には不透明感が漂う。それは安倍首相本人もわかっているが、改憲をブチ上げている以上、せめて今国会中に憲法審査会だけは開きたい。開けないとメンツが立たない。しかし野党は、第1党の立憲民主党は審査会開催に協力する可能性はゼロ、共産党も同様だ。

 そこで安倍首相が狙いを定めたのが、対決だけではなく、「解決」も標榜する国民民主党というわけだ。支持率1%台を低迷し、存在感を出したい玉木氏の心を揺さぶれると見たのだろう。

 そして二階氏。公明党とのパイプ役でもある二階氏は、公明党が難色を示している改憲には、あまり積極姿勢ではない。それでも、“国民民主党抱き込み作戦”ともいえるこの会食をセットしたのは、自派閥から出している片山さつき地方創生担当大臣に疑惑が噴出し、内閣に迷惑をかけているという負い目があるから。

 そんなウラの事情があるなかで、二階氏はドタキャンの非礼を浴びた。「やってられない」という気持ちが激怒の裏にあったことだろう。
(文=編集部)

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