ビジネスジャーナル > マネーニュース > マンション、実は今が“買い時”の理由  > 3ページ目
NEW
沖有人「不動産の“常識”を疑え」

マンションは売れ行きが悪いときほど「買い」の理由…購入1年後に1000万円超の値上がり益も

文=沖有人/スタイルアクト(株)代表取締役、不動産コンサルタント

物件価格が確実に上がる場合とは?

 不動産の場合、売れているか売れていないかは投資の成功とあまり関係ないことは理解いただけただろう。だからこそ、自分が買うことと他人が買うことを分けて考えたほうがいい。その意味で、「子どもが小学校に上がる前に」とか「結婚を機に」といった理由で買うほうが健全であると私は思う。

 しかし、いつのタイミングでも物件価格が上がる理由を客観的に把握しておいたほうがいい。なぜなら、自宅購入はひとつしかできないので、失敗すると取り返しがつかないことになるからだ。

 たとえば、一番わかりやすい事例は鉄道が延伸して新駅ができるといった事態で、過去に大きく値を上げている。品川駅に新幹線が停まるようになり、リニア新幹線の始発駅になると決まると資産価値は上がるものだ。このほか、相続税対策でタワーマンション節税がはやり始めたように、タワーは通常物件よりも2割以上値上がりした。こうした、人に説明しやすい因果関係を見つけて自宅を投資と見立ててやっていけば、リスクが少なく、成功への近道になるのだ。
(文=沖有人/スタイルアクト(株)代表取締役、不動産コンサルタント)

【※1】
住まいサーフィン

沖有人/スタイルアクト(株)代表取締役、不動産コンサルタント

沖有人/スタイルアクト(株)代表取締役、不動産コンサルタント

1988年、慶應義塾大学経済学部卒業後、2社を経て、1998年、現スタイルアクト株式会社を設立。マンション購入・売却者向けの「住まいサーフィン」は28万人以上の会員を擁する。「タワーマンション節税」などの不動産を使った節税の実践コンサルティングに定評があり、不動産分野でのベストセラー作家として講演・寄稿・取材・テレビ出演多数。主な著書に『マンションは10年で買い替えなさい』(朝日新書、2012年)、『マンションを今すぐ買いなさい』(ダイヤモンド社、2013年)、『タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい』(朝日新書、2014年)など。
住まいサーフィン研究所

『独身こそ自宅マンションを買いなさい』 自ら実践し、含み益1億円以上を得た著者が教える、数万人が純資産1兆円を増やしたメソッドを公開!「2人に1人がおひとりさま」の人生100年時代。マンション購入は早いほど得をする。 amazon_associate_logo.jpg

マンションは売れ行きが悪いときほど「買い」の理由…購入1年後に1000万円超の値上がり益ものページです。ビジネスジャーナルは、マネー、, , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!