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ラウンドワン、“値上げで若者殺到”の特殊現象…ほかでは体験できないような楽しみ方を実現

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ラウンドワンの店舗(「Wikipedia」より)

 ラウンドワンが今年に入ってから絶好調だ。1~3月の既存店売上高は、前年同期比3.3%増、4~6 月が8.1%増だった。2018年4~9月が0.9%増、18年10~12月が2.1%減だったことを考えると、今年に入ってからの伸びのほどがわかる。ラウンドワンに何が起きているのか。

 ラウンドワンは、「ボウリング」「ゲームセンター」「カラオケ」、そしてスポーツコーナー「スポッチャ」の4つのサービスを軸としたアミューズメント施設を展開する。ボウリングやゲーセンなどと聞くと、大昔に流行った“オワコン(終わったコンテンツ)”と考える向きがあるかもしれないが、ラウンドワンの最近の動向を見るとそうでないことがわかる。

 かつてはどれも一世を風靡したコンテンツだった。1970年ごろにボウリングブームが起きたほか、80年代後半ごろにゲーセンで対戦ゲームに夢中になる若者が続出したり、90年代に入ってからはカラオケブームが到来するなど、どれもかつては「ナウい」(洗練されている)とされたコンテンツとして人気を博した。

 ラウンドワンは80年に前身の企業が設立されたのが始まりだ。大阪府泉大津市にゲームセンター併設のローラースケート場を開設。82年にはボウリング場の経営を始めた。90年にボウリングとゲームセンターの複合施設をオープン。99年にはカラオケルームを設置した複合施設の展開を開始した。

 ラウンドワンは店舗を次々と増やしていった。2010年代より前までは店舗数は増加傾向を示していた。しかし、08年9月のリーマン・ショックの影響もあり、10年代に入ってからは伸び悩むようになった。店舗数は110店程度で横ばいが続いた。レジャーの多様化や家庭用ゲーム機の普及も相まって、ラウンドワンは徐々にオワコン化し、苦戦するようになった。

 既存店売上高は、16年3月期までは厳しい状況が続いていた。08年3月期から16年3月期までの9期において、前年を上回ったのはたった1期のみ。それ以外はすべてマイナスという厳しい状況が続いていた。

 店舗数の伸び悩みと既存店の不振で、ラウンドワンの業績は低迷するようになった。12年3月期に895億円あった連結売上高は、16年3月期には835億円にまで減った。14年3月期と15年3月期には、最終赤字をそれぞれ計上している。

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