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相原孝夫「仕事と会社の鉄則」

20代の頃「勘弁してくれよ」と思った上司に、30年後の今、本当に感謝している理由

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「Getty Images」より

 企業において、上司は選べない。自分で上司を指名してその部下になることは、フリーエージェント制度を活用して異動するようなごく例外的なケースを除いては、基本的にはありえない。上司の立場の人と話すと、「上司としても部下は選べない」と言う。こちらも例外的なケースを除いては、そうであろう。人事部の異動・配置案を受け入れざるを得ない。もちろん、たいへん相性の良い、ラッキーなケースもある。しかし、人と人との関係であるから、どうしても相性が合わないというケースも当然出てくる。相性以前の問題であることもある。

 アンラッキーなケースが多く発生しがちな状況が、残念ながら多くの企業にはある。管理職の選抜・登用の問題だ。上司としての資質、つまり組織のリーダーとしての資質を見て、その立場に登用するということを行っていないケースが多いのだ。前職における実績と上司推薦のみで役職が上がるようなケースが、大企業においてもまだまだ多い。

 その場合、よく言われるとおり、「名プレーヤー、名監督にあらず」という状況が起こることになる。プレーヤーとしては一流であって実績をあげることはできても、人の面倒を見たり、育成したりという適性に欠けている人は多い。他人には関心すらないという場合もある。そのような人が上司となった場合、上司も部下も互いに不幸な状況となる。そのような上司は、「自分ができることが、なぜできないのか」と、勝手にフラストレーションを溜めていく。それに呼応するかたちで、部下のほうも同様にフラストレーションを溜めていくことになる。

 ところで、友だちづくりや恋愛や結婚においては、相手を選べる。では、相手を選べないケースとしては、ほかにはどのようなケースがあるか考えてみる。学校での担任の先生や各教科の担当教師は選べない。また、部活動の先輩なども基本的には選べない。そういう際に、どのように処してきたか。部活動の先輩の場合には、関わりをあまり持たないということはできるであろう。どうしても嫌だったら、部を辞めることもできる。学校の先生の場合はどうか。関わりを持たないことや、学校を辞めることはできない。しかし、そうした関係は多くの場合、1年や2年で終わる。

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