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トイアンナ「私は言いたい」

婚活3年でも結婚できない女性の共通点…無意識の内に男に“細かすぎる足切り小テスト”

文=トイアンナ/ライター
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「Getty Images」より

 婚活で苦労する女性というのは、意外と少ない。中だるみ期間を含んでも婚活を始めてから2年以内に成婚する方が過半数で、「もう何年も婚活をしていますが、いい人がいなくて……」というタイプは、かなり限られる。

 それでも、婚活体験談の口コミサイト「Conshare」の2015年9月15日付記事『【婚活者必見】日本初の婚活ブログアンケート調査の結果発表』によると、婚活経験者の14%が「5年以上」の長丁場を迎えている。とはいえ、年に2~3人にしか出会わない人も含まれており、「年に10名以上と出会っているのに結婚できないタイプ」は少ない。

 では、なぜ苦戦するのか。よく「高望み」という言葉が使われる。「年収1500万円以下は嫌だ」「親との同居は嫌だ」「身長180cm未満は嫌だ」と、条件でイヤイヤ尽くしをすれば、確かに高望みだろう。

男性は婚活でも外見重視

 ところが、筆者はこれまで1000人以上の人生相談を受けてきたものの、スペック上で高望みをしている女性は50名程度だろうか。それも、当人が高収入・高学歴で容姿も美しいため、“対等婚”を望んでのスペック重視の方も含まれる。だが、現実的には多くの女性が婚活に疲弊している。筆者には、その理由が「細かすぎる採点基準」だと感じている。

 一般的に、男性は一点突破で女性を評価する。結婚相談所のアドバイザーが集まると、決まって出てくる愚痴は「男性会員は顔と体型しか見ていない」というものだ。美人がモテるのは当然のことながら、相手女性が好みの顔であるなら条件をすべて捻じ曲げてでも成婚しようとする。そうなると成婚率は上がるが結婚後の不和も予想されるため、アドバイザーとしては複雑な心境を抱く。

 また、「希望する女性の年収は300万円以上。精神的に自立して、社交的で、よい育ちの……」とスペック面での条件をアドバイザーさんの前で連ねた男性が、条件をひとつも満たさない顔だけしっくりくる女性を選ぶのを見ては、「我々が条件を叶えようとした努力はなんだったんだ」とガックリくるという。慣れたアドバイザーさんになると、男性が語る条件はあまり参考にせず「好みの顔だと思った芸能人を10名書いてください」なんて対応を取ることもある。それくらい、男性は外見重視なのである。

 婚活で苦労する男性は、自分では到底手の届かない美人ばかりを追い求めるタイプに多い。特に年齢が40代になってから20代前半の美人を追うタイプだと、かなりの年収がなければ交際には至らないからだ。

婚活に苦労する女性は「小テスト」を課す

 対して、女性から見ると、年収が5000万円あっても傲慢で不潔な男性はモテない。女性は男性と違って「小テストをたくさん課している」のである。年収、身長、体型、金銭感覚、コミュニケーションスキル、食事の好みなど、それぞれの点数は高くなくてもよいが、ひとつでも赤点だと許せない。まんべんなさを求める女性は、婚活に限らず多い。

 そして、婚活に苦労する女性は男性に課す「小テストの数が多い」のである。たとえば、男性が「年収450万、清潔感があり、趣味も合って、温厚。身長も希望通り170cmを超える」ていたとする。ここまでくれば、結構な数の女性は成婚を選ぶ。だが、婚活で苦労する女性はさらに細かなルールがある。

デートで扉を開けてくれなかったから、無理」

「好き嫌いが激しかったから、一緒に食事したくない」

「LINEの返事が3日来なかった。仕事で忙しくてもさすがに許せない」

「指のささくれが不衛生だった」

「相性を占ったら最悪と出たから」

「重そうな鞄を持ってくれなかったので」

など、“細かすぎる足切り選手権”をしていることが多い。やっかいなのは、女性自身が足切りラインに無自覚なことだ。やみくもに男性に会っては「なんかピンとこない」「合わなかった」で済ませているタイプには、“言語化されていない足切りライン”が設定されていることが多い。

 足切りラインが多いと、それだけマッチング率は下がる。「初デートがチェーン店なんてありえない」「お母さんがいい顔をしなかったから」と、当然のようにお断りを入れる前に、それが“何よりもハードな条件”と化していることを自覚せねばならない。

 そこそこの年収、そこそこの外見といった「表面上のスペック」はまだ選べる。特に、バツイチや10歳以上年上を可とするなら、可能性は広がる。だが、そこからさらにLINEの返信速度やエスコート技術などで「小テスト」を課していけば、苦戦は避けられない。

 もしあなたが婚活3年目を迎えていたのなら、男性を顔で選り好みしていないか、男性に「小テスト」を課していないかを友達に聞いたほうがいい。自分ではわからない、見えない基準が明らかになるだろう。

(文=トイアンナ/ライター)

トイアンナ/ライター

トイアンナ/ライター

外資系企業にてマーケターとして勤め、独立。累計5,000人以上の人生相談を受けた経験を受け、恋愛とキャリアを中心に執筆している。これまでにWebを中心に100媒体以上で連載を持つ。書籍に『モテたいわけではないのだが』『確実内定』『やっぱり結婚しなきゃ!と思ったら読む本』など。現在は、公式サイト「恋愛塾」で恋愛関連記事を掲載中。
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Twitter:@10anj10

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