みなさんは、ご自宅の冷蔵庫の中に何が入っているか、きちんと把握していますか? 意外と覚えていらっしゃらない方が多いのではないでしょうか。最近では容量も大きく、多機能の冷蔵庫が増えています。その影響なのか、うまく使いこなせずモノを詰め込むだけの冷蔵庫にしてしまっているご家庭をよく見かけます。
以前、お片づけが苦手だったときの私もその一人。とにかく詰め込むしかなかった私は、他人に冷蔵庫を開けられることが恐怖だったのを覚えています。
最近は、お片づけブームもあり、お部屋をスッキリ片づけようという意識は高まってきています。ですが、「冷蔵庫の中までは手を付けられていない……」というご家庭もまだまだ多いのではないでしょうか?
我が家でも、気づくと賞味期限間近のものが入っていたり、いつ開けたかわからない調味料が並んでいたりします。定期的に冷蔵庫の中身を整理して、必要なものだけにしておくことはとても重要です。今回は冷蔵庫の中をきちんと片づけておくことで時短につながり、家族がお手伝いしてくれるような冷蔵庫になるための片付けの手順をご紹介します。
・美しくかつ機能的な冷蔵庫にするための片づけ手順のポイント5つ
(1)冷蔵室、冷凍室、野菜室とエリアごと分けてものを出す
(2)手放す基準(食べる、食べない、迷う)に沿って分ける
(3)残ったモノを同じ仲間どうしまとめる
(4)まとめたモノにラベルを貼る
(5)冷蔵室の中は空間の7割以下を意識する
では、さっそく冷蔵庫のお片づけスタートです。
(1)冷蔵室、冷凍室、野菜室とエリアごと分けてものを出す
ダイニングテーブルもしくは冷蔵庫近くに食品を出していきましょう。
冷蔵室の中のものを出すと、こんな感じになりました。意外に多いです。
(2)手放す基準(食べる、食べない、迷う)に沿って分ける
この時は、3つの手放す基準「食べる、食べない、迷う」に分けてみてください。食べないというものの目安は下の3つです。
・賞味期限過ぎの調味料、食品
・開封後、3カ月食べてない調味料、食品
・賞味期限内でも、これはこの先も食べないだろうという調味料、食品
(3)残ったモノを同じ仲間どうしまとめる
食品を種類ごとや一緒に使うモノ、使用頻度などでまとめていきます。この時、まとめたものはカゴに入れてセットにしておくと、取り出すときも便利です。我が家で実践しているグループ分けとして、お味噌汁セットや、朝食セット、使い残しセットなどが代表的に上げられます。



味噌汁セットは、朝にお味噌汁をつくるときに必要なモノがまとめてあり、朝の忙しい時に味噌汁セットを出すだけで味噌汁をつくることができます。朝食セットは、ご飯と一緒に食卓に出すと、佃煮や鮭フレークが一度に取り出せるので、家族はそこから好きなものを取って食べています。