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複数人での会話が苦手でも話せるようになるコツとは?

新刊JP
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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 1対1なら話せるけれど、複数人になると自分から発言できなくなってしまう。そんな悩みを抱えている人は少なくないはずだ。

 会話の流れに乗ることができない。どんなことを発言すべきなのかが分からない。結局、いつも聞くだけで、黙っているばかりの置物のような存在になってしまう。

 そんな複数人の会話が苦手な人に向けた一冊が、『複数人での会話がラクになる話し方』(みやたさとし著、フォレスト出版刊)だ。

 本書では、いつでも使える万能話題や複数人の場でも自ら話す方法、親しくなれる「人がら質問」の使い方、パス回しの名手になる方法など、1対1から複数人での会話・雑談に使える会話術を紹介している。

誰かが話したことと同じ話題を話す

 複数人の場で自ら話すのは勇気がいることだ。そのため、テクニックを身につけることが近道となる。

 自分から話を切り出すことに難しさを感じるのには、いくつか理由がある。たとえば、何について話せばいいかわからない。「いきなりこの話をしたら不自然かな」と不安がある。「ほかに話したい人がいるかもしれない」という遠慮があるから。そういった理由が挙げられる。

 これらの心理的な壁があっても簡単に話せる方法が、誰かが話したことに対して、自分も同じ話題で話すことだ。例えば以下のように。

話し役「今年のゴールデンウィークは、箱根に旅行に行くんですよ」
自分「箱根ですか!それは楽しみですね」
話し役「ええ。実は前から行ってみたかった美術館があって…」
自分(ひと通り話を聞いた後に)「僕は残念ながら遠出する予定はないんですけど、大人買いした漫画を一気読みしようと思っているんです」

 この方法であれば、直前に話していた人と同じテーマで話せばいいので、自分が新しい話題を用意する必要はない。「今、この話をしても不自然じゃないかな」という不安も無用だ。

話が盛り上がるコツは「自己開示」

 また、複数人での会話が盛り上がるコツは自己開示をすることだ。

 自己開示とは、体験談など、自分のプライベートな情報を相手に話すこと。自己開示することで「情報系の話より盛り上がる」「相手も自己開示してくれるようになる」「親密さが増す」というメリットがある。

 自分の体験や行動について話すときは、具体的な表現を心掛けるようにしよう。なぜなら、曖昧で抽象的な話は興味を持たれにくいからだ。その際、数字や固有名詞を使うようにすると、相手は具体的なイメージができ、より話に興味を持ってくれるようになる。

 ◇

 著者のみやた氏は、「みんなを楽しくおしゃべりさせよう」の精神がまず大事だという。「何か話さなきゃ」ではなく、「みんなを楽しくおしゃべりさせよう」と、意識を「私」から「みんな」に向けること。そういった気持ちで相手と接することで本書の会話術も役に立つはずだ。(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。


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