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しかし、楽観は禁物だ。16年になって中国路線の撤退が相次ぎ、最盛期には十数路線あったが今は1ケタになってしまい、16年の搭乗者数も減少気味だ。“チャイナメリット”がいつ“チャイナリスク”に転化するかわからない状態なのだ。
実際、釧路空港では今年になって、空港ビルに入っていたラオックスが、開業からわずか半年で閉店している。爆買いが一気に下火になったように、空港経営の好調ぶりがいつまで続くかは保証できない。
インバウンドを上手に取り込むなど、かじ取り次第で空港経営は儲かるビジネスになってきた。新千歳空港を軸に北海道7空港を民営化するプランなど、複数の民営化計画が検討されている。今後、各地で空港の経営権をめぐる争奪戦が勃発するかもしれない。
(文=編集部)
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