ここ数年、アトラクションの新設などはなく、プロジェクションマッピングによるナイトエンターテイメント「ワンス・アポン・ア・タイム」(14年5月)が導入され、ディズニー映画『アナと雪の女王』をテーマにした新スペシャルイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」がこの1~2月の閑散期の目玉イベントになっている程度である。7月には『リロ&スティッチ』の新アトラクション「スティッチ・エンカウンター」がオープンするが、新料金の6900円で算出された10.1時間という時間を過ごすほどの魅力拡大となるのだろうか。
そこで山口氏はキャパシティを最大化でき、平均滞在時間を無理なく増大させることができる「パークホッパー」の導入を提案する。パークホッパーとは、すでに米国のディズニー・テーマパークで採用されている取り組みで、1デーパスポートのほかに割増料金(米国では40ドル~)を払うことで、1日でディズニーランドとディズニーシーの両方に入場できるというものだ。
「1日に2つのパークに何度でも入場可能になるもので、日中と夜で別々のパークを楽しむことができるなどゲストの楽しみ方の自由度が高まります。パスポート料金も比較的高く設定できますし、ゲストの滞在時間も飛躍的に伸びることが予想されます。特に遠方からのゲストにとっては、とても便利なうれしいサービスになるはずです。閑散期に枚数限定で販売すれば、問題もないのではないでしょうか」(同)
現在、オリエンタルランドが行っている同種のサービスは「マルチデーパスポート・スペシャル」(2デーパスポート・スペシャル 1万2800円~)なのだが、「ディズニーホテル宿泊者限定」と、極めて限られたものだ。しかし、すでにこうしたサービスが一部であるのだから、適用を拡大するのも無理な話ではあるまい。いずれは両パークに行くことのできる1デーパスポート1万円の時代が到来するのかもしれない。
(文=松井克明/CFP)