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意外にもリスクが高いインデックス運用

投資信託の新しいカギは、アクティブ運用・直販・中小型株

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投資信託の新しいカギは、アクティブ運用・直販・中小型株の画像1「さわかみ投信HP」より
 投資信託の運用スタイルには、インデックス運用とアクティブ運用の2種類がある。

 インデックス運用は、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの特定の指数へ連動することを目指すもの。いっぽう、アクティブ運用は、日本株式であれば、日経平均株価やTOPIXを上回る運用を目指すものだ。

 最近はインデックス投信ばかりがもてはやされており、書店ではインデックス運用を薦める本が山積みとなっている。

 なぜ、インデックス運用が主流となってきているのだろうか?

 そもそも、投資信託は販売コストや運用コストが発生する。インデックス投信は、日経平均株価やTOPIXなどの指標に連動するように、コンピュータの自動売買などで運用を行っているため、ファンドマネージャーの裁量とは関係がない。一方、アクティブ運用は、調査費や人件費がかさんでしまう。

 そのため、インデックス運用の投信は、アクティブ運用に比べると、コストが低く設定されていることがほとんどである。コストが低ければ、その分、運用に回す資金が増えるわけだ。

インデックス運用で本当にいいのですか?

 また、ここ数十年の日本や米国の運用成績を見ると、アクティブ運用投信よりも、インデックス投信のほうが良い運用成績を出しているケースが多いことも、インデックス商品人気の理由といえるだろう。「高いコストを支払って、運用がうまくいかないのであれば、インデックス投信のほうがましだ」という考え方が増えるのも、うなずくことができる。

 しかし、我が国は少子高齢化に伴って、成長型社会から成熟型社会へ移行しつつある。これからは、成長型社会のような経済の伸びを期待しにくい社会となっていくだろう。人口が減少することから、個人消費も緩やかになっていくに違いない。

 つまり、市場全体が成長することに、大きな期待ができなくなってくるわけだ。インデックス投信は、市場全体を買うことを意味している。市場全体が低成長の場合、株価が全体として上昇していくことは難しいだろう。この場合、インデックス投信を買うということに疑問を感じないだろうか?

中小型株のアクティブ投信を選べ!

 また、投資先に問題を抱えているケースもある。インデックス投信は、時価総額の大きい株式に多く投資をするものだ。例えば、東京電力やオリンパスなどの株式が投資信託に組み込まれている場合を考えてみよう。仮にほかの株式の成績が良かったとしても、足を引っ張ってしまうことになる。大企業の一部には、腐敗や劣化が進んでいる企業もあり、今後もこの傾向は続くかもしれない。

 こうして見ると、インデックス投信で運用を行うということは、リスクが高いと考えることはできないだろうか? しかし、成長企業を選んで投資するアクティブ運用ならば、リターンを得ることができる可能性もある。

BusinessJournal編集部

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