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夫婦、家事分担で批難の応酬!妻「生活費折半なのに不公平」、夫「手伝う理由ない」

文=昌谷大介/A4studio
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「夫はゴミ出しを担当してくれたり、週に2回ぐらいお風呂掃除をしてくれたり、洗濯物干しを手伝ってくれたりします。しかし、夫と同じぐらいの時間働いている私からすると、それでも家事分担の割合は全然足りないです」(50歳・結婚歴18年)

 “家事をまったくしない夫に対して不満を爆発させる妻”という構図は、ある意味予想通りだったが、家事を手伝ってくれる夫に対して不満がたまっている女性も少なくないようだ。

夫側は「総合的に男のほうが忙しい」

 ではもう一方、夫側の不満の声には、どのようなものがあるのだろうか?

「うちの奥さんはよく働いてくれていて頭が下がる思いですが、一般論として『共働きなのに、夫が家事や育児を手伝ってくれない』という女性の不満には、疑問に思うこともあります。一口に共働きといってもスタイルはさまざまでしょうが、夫が正社員で毎日遅くまで働いていて、妻はパートというケースが多いと思います。その場合、妻側の働きに出ている時間+家事+育児の総時間よりも、夫側が会社で身を粉にして働いている総時間のほうが長かったら、夫は『家事を手伝う理由はない』と思いますよ。さらに言うなら、仮に家事+育児全般の月給を20万円ぐらいと仮定して、妻が外で働いた分の給料+20万円よりも夫の月給が高かったら、『会社の仕事に専念させてくれよ』とも思うでしょう」(62歳・結婚歴30余年)

「うちの嫁は週に4回、昼間6時間程度働いていますが、仕事と家事と子育てをこなすのが大変なのはわかります。ただ、それでも毎日終電近くまで働いて帰宅する私より、平均して毎日2~3時間多く寝ています。それなのに外で『うちの人は、家事も育児も全然手伝わない』などと、私をおとしめるようなことを言っているのは承服できない」(40歳・結婚歴8年)

「以前は、積極的に家事を手伝おうとしていた時期もありました。しかし、例えば夕食にチャーハンを作れば『これしかレパートリーがないの?』と嘲笑され、食器を洗えば『洗い残しがあって雑』と罵られ、洗濯物を干したら『もっとシワを伸ばしてから干して』とダメ出しされるなど、けなされ続けたので手伝う気が失せました」(28歳・結婚歴2年)

 実際の忙しさを比較した際の不満や、家事を手伝っても、感謝どころかいわゆる「家事労働ハラスメント」(妻による、家事に対するダメ出し)を受けたなど、夫には夫なりの言い分があることがわかる。

 では、どうすれば、このような共働き夫婦間のケンカや不満が解消されるのだろうか?

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