友人を招いて自宅で飲んだ時、「お前の家で飲むと、本当においしいな」と言われるために、準備することが3つあります。
ホームパーティーをするために、泥つき野菜を調理してサラダを作ったり、牛肉のかたまりからローストビーフを作る必要はありません。本当に簡単な3つの準備だけで、飲み放題の居酒屋よりも満足する夜を過ごすことができるのです。
最初の準備は、グラスです。水を飲みながらお酒を飲むと、悪酔いしにくくなります。おいしい水は、おつまみ代わりにもなります。水をおいしく飲むためのグラスは、飲み口がなるべく薄いものがおすすめです。
同じ水を、同じ温度で飲み比べてみてください。簡単に割れない居酒屋のグラス、少し薄いグラス、非常に薄いグラスで飲み比べてみると、おいしさの違いが驚くほどわかるはずです。
2つ目は、水や炭酸水にこだわることです。人間の体は60%以上が水分でできているといわれています。特に、夏など汗をかく時季は、体が水分を要求しています。そのような時に水を口に含むと、おいしいと感じます。
水を購入する時、価格の安さだけで選んでいないでしょうか。2リットル100円以下の水は、水道水よりおいしくないかもしれません。
炭酸水も、安さだけで選んでいないでしょうか。友人を部屋に誘う前に、硬水、軟水、国産品、輸入品を含めて、選び抜いたグラスで同じ温度で飲み比べてみましょう。
友人の好みの水があるかもしれませんから、家飲みの前にはさりげなく確認が必要です。
「氷」だけでも味が変わる
最後のポイントは、氷です。冷凍庫の氷を使用しないで、必ず買ってくることをおすすめします。この3つ目だけを実行しても、おいしくお酒を飲むことができます。また、水道水に買ってきた氷を入れるだけでも、味が違ってきます。
家庭の氷と専門店の氷は、製造方法がまったく異なります。飲食店でも、高級店以外は専門店の氷を使用しないお店が多くなってきました。残念なことですが、味よりコストを重視した経営判断といえます。
専門店の氷は、溶けるスピードが遅いのです。そのため、飲み物が薄まるスピードが遅くなり、ロックなども最後まで味が変わりにくくなります。