香料を使用しておらず、コーヒーとミルクの味わいがストレートに感じられるので味の評判も良好だ。実際に飲んでみた感想としては、生クリームを使用していることで、サラッとしすぎないコクがあり、それがクセになると感じた。ただそうはいっても、良い意味でそこまで強い個性がある味ではないため、カフェオレ好きならば毎日購入してもいいクオリティである。
マチノパン 秋のおいもあんぱん/150円
紫芋粉末が練り込まれた生地で焼き芋のペーストを包み込んだ「秋のおいもあんぱん」。トッピングされたごまが香ばしくいいアクセントとなっており、形もさつまいものような形状で見た目からも秋を感じられる逸品となっている。
実食した感想で特筆すべきは、パン生地が薄めなので芋あんがぎっしり詰まっているところ。そして、焼き芋ペーストは芋そのものの風味に近い自然な仕上がりで美味。
芋を使用した商品は毎年この季節になると続々出始めるが、あまりハズレがないのでおすすめ。特にこちらは満足度、味、価格の面からも高いパフォーマンスを発揮しているといっていいだろう。
マチノパン はちみつ×チーズ/140円
マチノパンシリーズの新商品「マチノパン はちみつ×チーズ」は、カマンベールベースのチーズクリームとはちみつが包まれているのが特徴。味的に女性向けのように思えるかもしれないが、生地部分はハードタイプでしっかりした噛み応えがあるので、男性でも満足感が高いはずだ。
ちなみに、ゴルゴンゾーラにはちみつが添えられているピザもあるように、塩気のあるチーズとはちみつは、実は相性良好なゴールデンコンビ。実際に食べてみても、こちらに使われているチーズクリームはカマンベールの風味がしっかりと感じられるものであり、合わさっているはちみつもナチュラルな甘味で好印象だった。
この「はちみつ×チーズ」に限らず、「マチノパン」シリーズはコンビニパン界でも他に類のないクオリティの高いラインナップが多いため、シリーズ新商品は今後も注目しておきたいところである。
果実とナッツのヨーグルト 120g/220円
ヨーグルトとナッツを一緒に食べることにあまり馴染みはないかもしれないが、ここにドライフルーツが加わることによって、自然な甘みで美味しくいただけた。また、この「果実とナッツのヨーグルト」は、栄養価的にも無糖のヨーグルトにナッツ、ドライフルーツという素晴らしい組み合わせといえる。
コンビニ弁当などの食事は栄養が偏りがちなので、そんなときにこの「果実とナッツのヨーグルト」を食後のデザートとして追加すれば、栄養面がカバーされるだろう。また、ビジネスパーソンの忙しい朝に、この「果実とナッツのヨーグルト」を朝食にするという選択肢もアリなのではないだろうか。
――「からあげクン」や「マチノパン」など、ローソンの本気が垣間見える人気シリーズは、さすがの美味で「買うべき」のラインナップとして順当だろう。また、カフェオレといった定番ものもしっかりと美味しいところにも注目したい。今回は5商品に絞って紹介したのだが、ローソンにはほかにも魅力的なフードメニューがたくさん取り揃えられているので、これを機にじっくり店内を見てみるのもいいだろう。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)