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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

コンビニ弁当やファミレスは危険!病気リスク大、食事にはお金をかけないと人体に深刻な事態

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 市場の傾向は明らかに「円高・株安」で、それに伴って輸入コストは上昇し人件費も増加となり、結果的に加工食品や外食は値上がりが続くと思われます。景気が回復しない以上、当然のことながら所得増も見込めません。企業側は原材料価格の上昇をそっくりそのまま販売価格に転嫁したいところでしょうが、それをすると購買力をそぎ落とすことになり、消費全体をいよいよ冷え込ませてしまうので実行できないというのが現状です。このような傾向が、そう簡単に改善されるとは考えにくいです。

加工食品やファストフードを排除した食生活を

 さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

 結果的に私たちの食生活がどのように変化するのかと考えると、端的に言って今まで以上に劣悪なものになるでしょう。上記のような悪循環にはまると、加工食品のメーカーや外食産業は、原材料コストをこれまで以上に落とすように動きます。品質を問うことなく、価格だけで原材料を選定することになります。

 言うまでもありませんが、外国産の安いだけが取り得の食材が大量に使われることになります。TPPによって、そのような食材が容易に日本に入ってきます。TPP発効後の日本の食料自給率は、現在を大幅に下回り13%にまで落ち込むと予想されています。そして日本人の食卓は、今以上に加工食品があふれ返ることになるのです。食べ物の量的には、これまでとさしたる変化はないかもしれませんが、その内容は悪い方向へ劇的に変化するでしょう。

 要するに、私たちの体が必要としている栄養素を、食べ物から摂り込むことができなくなるのです。その結果、疾病率は上がり、医療費も準じて上がっていくことになります。加えて高齢化です。今でも高齢者が使っている医療費は全体の55%を上回っています。それに拍車がかかることでしょう。

 そんな事態に陥る前に私たちにできることは、食卓からできる限り工業製品的加工食品を排除することです。食品は、加工の段階で重要な栄養素が欠落していきます。ビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、そして食物繊維など、私たちの体が常に必要としている栄養素が欠落した食べ物が、工業製品的加工食品です。カップラーメンやスナック菓子のほか、ファストフードやファミリーレストランなどで提供される食事やコンビニエンスストアの弁当は、まぎれもない工業製品的加工食品です。

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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